2018年最初の海外旅行の受け取り | 3年前のしこうの楽しみ

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無事に帰国しました。
毎回そうですが今回も意義深い体験だった気がします。
合唱もあったのでなおさらでしょう。

いつも以上に受け取りは大きかったのかもしれません。
ということで振り返っておくことにします。
ちょっと意識を向けてみるとまず思いつくのは価値観の変容かもしれません。

自覚はありませんでしたが世界のとらえ方が移行したようです。
これは距離感覚にまつわるものもありましたがそれだけではないようです。
フェーズの切り替わりだったのでしょうか。

確かにタイミング的にはそうでしょう。
この旅で101ヶ国目に足を踏み入れたことになりました。
それ自体は観念的なものでしかありません。

とはいえ積み重なりがブレイクスルーを生み出すのでしょうか。
帰属する集合意識が変わるのかもしれません。
ここまでくると渡航も日常に近づきます。

特別感もなければ驚きも少ないものです。
ただそれは100ヶ国前でも同じことでした。
むしろそこまではこのプロセスが進んでどこも同じような感じがしてきていました。

良い意味では世界は一つという認識が強まったということでしょうか。
色々な文化はあるけれど人間の根源は変わらないというイメージです。
一方で悪い意味では面白くなくなっていったとも言えます。

どこにいってもそんなに変わらない気がしてきたということです。
世界のどこも刺激にはならなくなったとも言えるでしょう。
絶景の借景も日常になれば感動が薄らいでしまうわけです。

危険と隣り合わせでもリスクを推し図れれば不安も膨らまなくなります。
つまり日本にいる時と変わらなくなっていきました。
しかしその先に転じた領域があった印象です。

全てが同じに見えてきた結果としてより微細な違いがとらえられるようになったということです。
全てが違って分離して感じたスタート地点から統合へ進みその中の個性に意識が向くようになったのでしょう。
形容するならバラバラの色を結局は光の波長の違いでしかないと知覚できるようになった結果として表現の違いの多彩さをより深く受け取れるようになったのと同じ気分です。

概念の全体像を把握しつ部分の個別性を理解できるということかもしれません。
そんな小難しいことはさておきここから違った楽しみが生まれてきそうです。
生きる画素数が上がったかのようです。

そこから生じる新たな発想を見守っていきたいと思います。

谷 孝祐
2018.3.15 8:04