機内で食すサラダボウル | 3年前のしこうの楽しみ

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ベストで在る立ち位置が定着してきたのでしょうか。
今までにない発想が出てきました。
これは数日前のことです。

その日は夜に飛行機に乗る予定でした。
ちょうど夕食のタイミングです。
飛行時間も2時間半ほどでした。

なので機内で食べられるのが望ましい状況です。
とはいえこんなことは初めてでもありません。
年に何度かはあったと思います。

それでもいつもは降機してからの遅い食事でした。
機中で供されるものをあまり食べる気がしなかったことが理由です。
そこまで質が悪いわけでもありません。

それなりですが体に合わない雰囲気です。
摂取できない食材が入っていることも多いものです。
なのでいつしか仕方ないこととして受け入れていました。

いつの間にかそれが常態化したのでしょう。
しかしこの日は違いました。
きっかけは空港に向かう前に寄ったお店にあります。

お気に入りのオーガニックカフェです。
近くに行ったら必ず寄りたいところです。
ここでランチをしたのでした。

頼んだプレートが出てくるのを待っている間のことでした。
食事もテイクアウトできることに気づきました。
以前に何度かドリンクを持ち帰っているのにそれは知りませんでした。

そもそもカフェで食べ物を買っていく発想がなかったのです。
その場で食べる方が美味しいという観点からいつの間にか選択肢に上がらなくなっていたようでした。
固定観念によるブランドになっていたわけです。

ということでここで買って機内に持ち込んでみようと思ったのでした。
そうすることで食べたい時に食べたいものが食べられるわけです。
そんなわけで好きな食材を選んで入れるサラダボウルと小さめのホットドッグをテイクアウトしました。

そして予定通り飛行機で食べました。
すると異常なほどの満たされ感がありました。
無自覚の抑圧になっていたのでしょう。

質素な雰囲気ですがここ最近で一番満足した夕食になったかのようですらありました。
もちろん周りを見渡しても同じような様子の人はいません。
気にはならないもののふとそれを気にしていた部分があったのかもしれないと思いました。

こんな当たり前のことができていなかったのかと反省しつつ何かが開いた感覚があったのでした。
些細だけど記憶に残るフライトになったのでした。

谷 孝祐
2018.2.27 19:07