ホテルのラウンジでのことです。
その日に見学する場所から帰ってきて一呼吸というところでした。
なので夕方くらいのことだったと思います。
テレビでサッカーの試合が始まるところでした。
どうやらワールドカップの予選のようでした。
だんだん人も集まってきて音を大きくするようにスタッフに言っている人もいました。
そして試合が始まりました。
そんな様子を見ていてふと疑問に思ったことがありました。
この国がホームの時はどこで試合を行うのかと気になったのです。
なぜなら事実上首都とされている場所はかなり高地です。
標高が4000m程度あるのです。
そこで試合をするとなるとフェアでないかもしれません。
空気の薄いところに慣れている方が有利なわけです。
つまりホームであるこの国が勝つに決まってるということです。
そして数日後にこの答えが出ました。
この試合を見に行っていた人がガイドにあたったのです。
ということで質問せずとも教えてくれました。
答えはその高地で行うとのことでした。
もちろんこの国が勝ったようでした。
ちなみにブラジルやアルゼンチンにもホームでは勝利するようです。
そんなわけでこれらの国からFIFAに抗議があってしばらくは違う場所で行なっていたらしいです。
しかしそれが不公平だという抗議を逆に行なって首都開催を奪還したとのことでした。
自国だけ首都でホームゲームができないのは解せないということです。
そのために大統領が5000mの高地でサッカーを行なったようです。
標高が高くてもサッカーは普通にできるとアピールしたらしいです。
そういったことでここ最近は首都で国際試合が行われているとのことでした。
なかなか面白いうこともあるものだと思います。
何を持って公平とするのかフェアとするのかを考えさせられる話題でした。
ワールドカップ出場に絡まない国だからこそ許されたのでしょうか。
ここで試合をする他国の選手は酷だと感じました。
谷 孝祐
2017.9.12 22:25