数日の間ガラパゴスに滞在しました。
一般的にはクルーズ船が人気がある場所です。
船に寝泊まりして島々を巡り動物を観察するものです。
しかし今回は一番人口の多い場所でホテルに泊まりました。
その方がその場での生活感を受け取れると考えたからです。
そして結果的にこれは良かったと思いました。
当たり前のことですがその日の予定は各自で決められます。
必ず同じ行動をしなければならないという縛りがないわけです。
そんなわけで個人的にはダイビングを楽しみました。
陸よりも海の中の方がさらに良いと聞いたことがあったためです。
実際に潜ってみると前評判以上に素晴らしいものでした。
とにかく魚が多いのです。
水深15mくらいから見上げると満天の星空のような雰囲気です。
もちろん透明度も抜群です。
ということでダイビングが本当に面白いと初めて思えたのでした。
今までは楽しさも感じつつどこか取り組みベースだったのです。
なのでスキーや登山のように満足することはありませんでした。
今回の体験でそれらと同等に感じられるようになったようです。
特に6匹のエイと一緒に泳いだのは感動的でした。
流れに揺られて左右に行ったり来たりしました。
通常であれば逃げてしまうのですが全くその雰囲気はありませんでした。
人間に対する怖れが少ないのでしょう。
どの生物もゆったりのんびりしている印象でした。
なのでかなりギリギリまで近づくことができます。
潜る前に生物に触らないようにという注意がありましたが確かに触りたくなる気持ちも分かります。
またバラクーダの群れも圧巻でした。
気づけば周りを囲まれていたのです。
雑誌などの写真で見たことはあったもののリアルはその比ではない感じでした。
人間が危険でないと生物が理解している場所もなかなかないでしょう。
当然ながら陸上もそうで生活の中に動物がいる様子でした。
写真はホテルのプールにやってきた鳥達です。
やはり全く逃げる様子がありませんでした。
ふと怖れが少ないと焦るようなこともないのかと思いました。
谷 孝祐
2017.9.6 17:00