ジレンマに満ちたパラダイム | 3年前のしこうの楽しみ

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人生はジレンマに満ちている。
ふとそんな発想が出てきました。
何となくシーソーパラダイムが腑に落ちたのかもしれません。

主体的にそれを観察したつもりはないものの情報が蓄積したのでしょうか。
なぜかその実感が得られたのでした。
例えば感情の起伏はその一つでしょう。

多くの人はポジティブな感情を良しとして求める傾向があるのかもしれません。
もしくはネガティブな感情を避ける傾向があるのかもしれません。
いずれにせよそれらは結果的に感情のアップダウンに影響する可能性があります。

つまりネガティブな感情を生み出す原因になりうるということです。
また人間関係でも同様にとらえられるかもしれません。
理想の相手を求めれば求めるほど得られないということもあるでしょう。

嫌な相手を避けようとすればそれだけ関わらなければならなくなることもあるでしょう。
必ずそうであるとは限りませんが結局のところ思い通りにはなりにくいというところです。
そして健康についても当てはまるかもしれません。

たくさん学んで身体に良いことを実践するならそれなりに努力が必要でしょう。
究極を目指せば現代社会に暮らすことは難しくなりそうです。
なので心理的な葛藤や抑圧は増していく傾向があるかもしれません。

その結果ストレスが溜まって健康を害することもありそうです。
ここまでの例はあくまでそういう傾向があるであろうという推定です。
もちろん求めた通りになる幸運な人もいるでしょう。

しかしそういった人は比較的少ないような気がします。
そしてこれが生きづらさや囚われた感覚につながるとも言えそうです。
ではどうしたら良いのでしょうか。

もしシーソーをやめるとしたら適度なバランスを取ることが重要でしょう。
そのためには少なくとも同時に2つのことを意識する必要が出てきます。
感情であればネガティブとポジティブ、人間関係であれば好き嫌い、健康であれば体に良いことと満足感の不足度合いというところでしょうか。

一方だけを意識すると他方も力を持つわけなので両方の間に立つということです。
もしそのパラダイムにいる人が多いのであればここから出るのがひとまずの人類の課題なのかもしれません。
そのためには望ましくないものを否定しない心理状態が有効に思います。

谷 孝祐
2017.7.30 9:36