約3年半ぶりにエジプトにやってきました。
前回は革命の少し後で行くかどうかをギリギリまで悩んだものでした。
とはいえ到着したら想像ほどの混乱はない印象だったのを覚えています。
ただ何となく外に出る気にはなれませんでした。
結局どこも観光しなかったわけです。
かろうじてホテルからピラミッドやカイロの街を眺めたのみでした。
見た目は平気そうでしたが無意識的にどことなく危険に感じていたのでしょうか。
それはそれで滅多にない過ごし方でした。
主要都市なのでいずれ来る機会があるだろうという心持ちで去ったのでした。
そして思ったよりも早く二度目がやってきました。
やはり特別な意味のある土地なのでしょうか。
それだけの歴史があることは事実でしょう。
だからなのかどことなく縁ができた気がします。
ちなみに数年ぶりですが雰囲気は明らかに変わっています。
どことなく活気が戻ってきているのでしょう。
少なくとも物騒な影のようなものはなくなっている気がします。
そんなわけで定番の名所を巡ってみました。
まずはピラミッドからでした。
全体を眺めた後で話の流れで小さなものの中に入ってみることになりました。
導かれたのでしょうか。
たまたま他の人のガイドが中心の位置を教えてくれました。
エネルギーセンターだと言うので立ってみると確かにそのような感覚がありました。
話には聞いていましたがこれは初めての体験でした。
軸が通されるような今までにない体感でした。
あとは博物館やオールドカイロを訪れました。
前回の反動のように一気に回った印象です。
街中の渋滞が酷いことから結局1日がかりとなってしまいました。
ここまで観光客的な動きをしたのもいつぶりだろうという状況でした。
ただ1番良かったのは通りがかりに見た建築中の新しい博物館でした。
日本の協力のもと進められているこのプロジェクトは想像以上の規模でした。
その巨大さはこの都市の流れを変える期待感があります。
どうやら来年の春くらいまでにオープン予定のようです。
それにしても刺激的すぎたのか疲労困憊で暗くなってすぐの頃に眠ってしまったのでした。
谷 孝祐
2017.3.29 23:27