ほぼ誰もいないスキー場 | 3年前のしこうの楽しみ

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ほぼ一週間のスキー合宿から帰ってきました。
一応これで今シーズンの予定は終了です。
そしてこちらも数年単位での完了といった感覚があります。

それを意味しているように感じる出来事がありました。
ちょっと不思議な現象です。
気にしなければ大したことはありませんが不可解なことが起きました。

ちなみに今回はこの時期にしては珍しいくらいに雪が降りました。
毎日のようにどんどん積もっていきました。
まさにゲレンデにはトップシーズンかのように新雪が増えていきました。

こんなに積もっているのは長野オリンピックの頃からないのではないかというほどです。
そんなわけでパウダースノーを存分に楽しむことができました。
特に最終日となった日は圧巻でした。

朝一で頂上付近から急斜面に入ると腰まで埋まるくらいでした。
これは人生初体験というレベルです。
まさにバックカントリースキーかのようでした。

ここまででも本当はあり得ないことのようです。
ただこの日のランチはお決まりのイタリアンでした。
標高1600m弱にある絶景レストランです。

よくあることですが予約の時間が近づくと風が強まりました。
なので少し早めに向かいました。
するとほぼその時間にリフトが止まってしまいました。

結果的にほとんど人のいないこの空間での食事となりました。
少なくともレストランは貸切でした。
おかしかったのは晴れてきて風が弱まってきても一向にリフトが動かなかったのです。

おかげでこの場所は次第に人を寄せ付けない自然の営みといった空気感になってきました。
まさに稜線でキャンプするかのような静謐さです。
そんな中で美味しい時間を過ごさせてもらったのでした。

こういった状況なので滑り降りるコースも誰も滑っていません。
これは見たことのない光景でした。
何も気にせずに思う通りに一瞬で滑り降りました。

爽快感でもなく楽しさでもない無になるかのような一本でした。
なんの計らいだったのかいたずらだったのか分かりません。
一見悪い状況が最高に変わることもあるものだと思いました。

谷 孝祐
2017.3.12 9:29