久々の風邪といったところでしたが1日でだいたい復調しました。
悪寒のまま眠った翌朝は気づいたら9時すぎでした。
正味10時間くらい寝たことになります。
珍しく長く眠れて寝起きはスッキリでした。
しかし寒気はとれません。
当然この日はスキーをやめることにしました。
朝食の後に部屋に戻るとまた眠くなってきました。
なのでベッドに横になりうつらうつらしていました。
この時に何となくこれはこれで幸せだという感じがしました。
起き上がれない状態から発展したのでしょう。
寝たきりになっても幸福でいられるのだという実感が湧いてきたのでした。
もちろん体の怠さがなくなるわけではありません。
それでもそれを完全に受け入れて感じ続けているとそんな感覚になったのでした。
かといって特別それを避けたいと思っていたわけではありません。
どちらかというと考えたこともないことでした。
そんなわけで幸福の要因のほぼ全てが心理状態なのだろうと認識したのでした。
ただこの発見がきっかけになったのでしょうか。
ふとこういった受け取りのために仕組まれた気がしたのです。
正確には自分の潜在意識がこれを求めていたのでしょう。
思い返すとあえて風邪という状況に向かっていった解釈もできるのです。
なぜなら予兆は何度もあり気づけば対処もできていたはずだったのです。
ちなみに記憶にあるうちのそのスタートは寝込んだ3日前でした。
少しその前夜に飲み過ぎたとはいえ起床時にいつになくお酒が残っている印象でした。
かといって2日酔いということでもなく特に問題はないので気に留めませんでした。
そしてその翌日にはコーヒーがあまり飲みたくなくなりました。
この時はちょっとカフェインを摂取し過ぎて臨界量に達したのかと理解しました。
さらにその日のディナーではワインがあまり美味しく感じられませんでした。
これについては状態がイマイチだったのだと解釈しました。
加えてこの夜はエアコンもつけたままで眠ってしまい少し喉と鼻が不調になったのでした。
前日には美味しいとはいえあえてギリギリNGなケーキを食べました。
これが風邪に向かう決定的な選択だったのかもしれません。
アレルギーのようなものの影響で自律神経が乱れて免疫力が低下した様子でした。
そこに加えて当日は睡眠不足の運転でした。
すでにボーッとした感じはあったものの寝不足の影響と考えました。
このように関連付けてみると潜在意識による自主選択だったと思えてくるわけです。
もしかしたら病気とは本質的にそんなものなのかもしれません。
雑な推測ですがそんな可能性を感じた体験でした。
谷 孝祐
2017.3.9 0:11