子どもをスキー場で遊ばせたのは非常に疲れました。
こんなに体がだるいのはいつぶりだろうというくらいでした。
大した運動もしていないのにやったことのないことだからでしょうか。
帰りに歩くのも億劫なくらいでした。
そしてホテルに戻ったらその状態がさらに進みました。
部屋に入って少しすると起き上がっていられなくなったのでした。
なのでベッドの上に横になりました。
かといってすんなり眠れるわけでもなさそうでした。
その時は今まで蓄積した疲労も乗っかってきているのかなどと考えていました。
そのくらい起き上がれる気がしない様子でした。
ひとまず回復を待ってメールチェックなどをしようと思っていました。
ところがしばらくすると寒気がしてきました。
なのでそのまま布団をかぶりいつの間にか眠ってしまいました。
そのうつらうつらの合間に何となく7年くらい前に靭帯を伸ばした時のことを思い出しました。
どことなく寒さの感じ方が似ていたのです。
怪我をしたわけでもないのにそんな感覚になっていったのでした。
3時間ほど経つとやっと起き上がれる感じになりました。
お腹は減らないものの食べた方が良い気がしたので夕食に行きました。
ここで我が子は戻してしまいました。
これで自分と同様に体調が悪いことが明らかになりました。
ゲレンデで普段の元気がなかった原因がはっきりしました。
そしてここ数日の食欲不振の理由もわかったのでした。
要するに風邪なのでしょう。
どこからきたかはともかく家族全員でうつってしまったようでした。
分かったからといってすぐに治るものでもありません。
むしろ悪寒は増していきこんなに寒さを感じたのはいつぶりかと思うほどになりました。
ここまであからさまに病気になるのも珍しいことです。
移動の多さと睡眠不足が重なって免疫力が低下していたのでしょう。
おかげで10時間も寝てしまったのでした。
思い返せばどことなくスキー場に向かう車の運転から調子がおかしかったのかもしれません。
微細ながらいつもよりぼーっとしていました。
ただ前夜の睡眠時間の短さが原因だと思っていました。
子どもも滅多にないほど車内で眠っていました。
とはいえ異常と思えるようなことはありませんでした。
こういう微妙な予兆から気づけるようになりたいものです。
谷 孝祐
2017.3.8 8:22