ビジネススクールで初めての発表を行いました。
10日ほど前に朝までかかって作成したものです。
その直後の合宿セミナーの最後に公開した内容です。
その時はドラフト的に参加者にできるだけ話の切り口を合わせて行いました。
それに微修正を加えて今回は比較的レジュメのまま進めたイメージです。
つまり作ったパワーポイントをそのままさらった形でした。
その講義は医療従事者や医療関連業界の人がほとんどという状況です。
しかも流れからその中で大トリなってしまいました。
「健康への考察 一億総活躍社会の実現に向けてヘルスケア業界の役割」と題して、他の人と比べると明らかに大きなテーマにチャレンジした様子となりました。
より伝わりやすく全体構造がとらえやすいように変更した部分はあるものの、一度やっていたこともあってか普段と変わらずに話すことができました。
大義は、本当の意味での一億総活躍社会の実現には健康が前提でありヘルスケア業界役割は大きいというところです。
その本論に健康とは何かという考察を入れ込んだ形です。
それは、病気でない状態とWHOの定義する全てが満たされた状態である健康の間に何があるのかという展開で、3つの観点から見つめたという形式です。
プライマリーヘルスケアから主に環境因子、体と心の関係から心の因子、波動医学から高次の身体という因子を上げていきました。
要するに、聴衆に聞き馴染みのあるところから否定感が出る可能性のある分野へと広げていったわけです。
そのせいなのか、時間の都合上もあってアップテンポで進んだからなのか、想像したほどの抵抗感は出なかったような気がしました。
質疑応答でも思いの外突っ込まれることもなく、派生的な質問と共感的な意見が出たくらいというところでした。
大部分が知見のないところで展開されて部分的に反応があった程度というのが実際だったかもしれません。
また、馴染みのない話をしっかり聞くことが多くの大人にとって難しいことなのだと実感しました。
ただ教授にはぼちぼち好評という印象でした。
それでもこの体験を通じて何となくこの場所での立ち位置が定まり始めたような感じもありました。
それはお客さんではなく普段通りの自己同一感をもってスクールに関われるような感覚です。
それにしてもこのようにまとめてみて、あらためて自分の関わっている仕事の価値を認識できたのでした。
そんなわけで大変でしたが得るものも大きい経験になりました。
谷 孝祐
2016.1.22 23:06