ブランディングの重要な2軸 | 3年前のしこうの楽しみ

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クリスマスとともに今年のビジネススクールの講義も最後となりました。
金曜夜はプレミアムマーケティングというタイトルのものを履修しています。
アメリカで主流の考え方とヨーロッパのラグジュアリーブランドの立ち位置の違いを学ぶイメージです。

ブランドとは何かということを見つめ直す機会となりなかなか楽しめています。
講義内容としても残すところ1月に1回のみということもあり、ほぼ終了という印象でした。
結果的には自分の考えてきたブランディングの方法とほぼ一致していて、新たに何かを学んだというよりは頭の中が整理されたという感じでした。

そのため、対人支援業を行う人のセルフブランディングの方法を教える後ろ盾を得られた気もします。
この回の内容を簡単にまとめると、特別感や普遍性という軸と親近感やその時の気分へのフィット感という軸の中で、どのようにバランスを取るのかということが重要だということでした。
そして、この相容れないような2つの軸の両方が高まれば高まるほどブランドとしての社会における存在感が強く出てくるということです。

まさに言うは易し行うは難しというところでしょう。
ただ、このような整理ができるとマーケティング戦略も洗練させやすくなると思われます。
どちらを高めることを目的とするのか、もしくはどのバランスで両者を同時に高めることを目的とするのかによって、使う方法や内容も変わってくるわけです。

それはともあれ、この授業の最終課題が発表されました。
ヨーロッパにあるような世界に誇るラグジュアリーブランドが日本には存在しないと言われるが、既存の国内ブランドをどう育てたらそのようなところまで持っていけるか、ということを考えてレポートするというものです。
決まった正解はないから楽しみ半分でということでした。

といっても、まずは対象とするブランドの理解から入って改善点を見出すというプロセスになるので、本気でやればやるだけ大変な作業になりそうです。
どのブランドを選ぶかはある程度絞れていますが、せっかくの機会なので自分のブランドも見つめ直してみようと思いました。
うまくいったら2本立てでレポート提出しても良いかと考えます。

それにしても、9月から始まったこの講義を通じて、案外自分がブランドというものを考えるのが好きなのだということが認識できました。
内容そのものよりも、もしかしたらこちらの方が得られたこととしては意味深い可能性はありそうです。
この気づきを来年はしっかり生かそうと思います。

谷 孝祐
2015.12.26 13:09