今生の印象的な体験24 | 3年前のしこうの楽しみ

3年前のしこうの楽しみ

ブログの説明を入力します。

クリスマスということだったので、それにちなんだ回想をしてみようと思います。
多くの人にとって子どもの頃にプレゼントをもらえた日かもしれません。
ご多聞にもれず自分も楽しみにしていた記憶があります。

どのくらい小さい頃かは特定できませんが幼稚園に入る前でしょうか。
おそらく母親から教わったのでしょう。
イブの夜には枕の上に靴下を置いて眠りにつくことになっていました。

そして朝になるとそこに目一杯のお菓子が入っているという状況でした。
ささやかなものではありますが、素直に嬉しかった記憶があります。
しかし、回数を重ねると疑問が湧いてきました。

絵本にはサンタクロースは煙突から入ってくると書かれています。
もちろん我が家にはそんなものはありませんでした。
なので枕元までこられないのではないかと心配したのです。

そしてどこからどうやって入ってくるのか興味が出てきたのでした。
親に質問すると、トナカイのソリに乗ってベランダに到着するということでした。
それを聞いてそこの窓の鍵を開けておくようにしたりもしました。

もし閉まっていたらプレゼントを持って帰ってしまうと懸念したわけです。
また大きな靴下を用意しようとしたこともありました。
それだけたくさんもらえると思ったわけです。

そんな様子で年を重ねると本当のことを知りたくなってきました。
確か小学1年生だったと思います。
寝たふりをすれば分かるのではないかと考えました。

しかしそれもうまくいかず、翌年もチャレンジすることになりました。
小学生になるとプレゼントもお菓子ではなくなっていたと思います。
靴下に入らないくらいのオモチャに変わっていました。

それでもなぜだか大きな靴下を置くことにこだわっていた気がします。
今思えばたくさんもらえる象徴のような印象が固定化されていたのでしょう。
何か違った期待も混じっていたような感覚もあります。

次第に事前に欲しいものをさりげなく親に聞かれていることにも感づき始めました。
小学3年生か4年生の時、やはりいつも通り眠ってしまったものの、たまたま親がプレゼントを置きにきた時に目が覚めたことがありました。
記憶違いの可能性もありますが、もう朝方だったような気がします。

その時の気持ちは幻想から解かれたというよりは予想通りという印象でした。
今更ながらそのように頑張ってくれた親に感謝です。

谷 孝祐
2015.12.25 22:46