変化した旅行中の食生活 | 3年前のしこうの楽しみ

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今までになく気楽な感じで海外にやってきたわけですが、早々とその変化を感じました。
それは食事についてです。
良くも悪くも日本にいる時と同じ感覚でいられているようです。

こうなると以前がいかに周囲の影響を受けていたかが認識できます。
例えば、機内で出る食事について前は基本的に全部食べていました。
しかも、それなりに美味しさを感じながらでした。

おそらく日本にいる時は手をつけないようなものも口に運んでいました。
満腹でも食べきることが多かったように思います。
それが今回はできず大幅に残してしまいました。

食べたいと思わないなら食べなくてよいという許容が出たのでしょうか。
それは失礼にあたるから無理をするというパターンを変えたのかもしれません。
もしくは口に合わなかったかと心配されることも気にならなくなった可能性があります。

結果的にそれはそれで自分の置かれた状況を楽しめる状態を保ちやすいようでした。
そもそも日本での日常の食生活からしたら食べ過ぎだったことは明らかです。
関係あるのかどうかはわかりませんが、なぜだか今回は時差調整が非常にスムーズでした。

意識せずとも体が自然に順応してくれた印象でした。
おそらく適量摂取の方が体の反応がよいのではないかと思いました。
そしてこの食事についての感覚は目的地でもあらわれてきました。

以前は食べることは文化を味わうことの投影になっていたのかもしれません。
初めて出会ったその土地の料理も必要以上に試していました。
これは結果的に味覚に関する自分の枠を広げてくれたかもしれません。

ただ、こうなってみると体の負担も大きかったのだということが自覚できます。
今までは海外に出ると自分本来の味覚や満腹中枢が麻痺していたのでしょう。
もしくはそうすることでその地域と共鳴をはかっていたのかもしれません。

実際に、その土地のものをたくさん食べることで自分の状態が変化して、その場所に馴染むということは頻繁に経験してきていることです。
こういう効果を求める必要もなくなったのでしょうか。
馴染んでいるかどうかはさておき、普通にその場所に落ち着いていられる感じがあります。

こうなると旅の楽しみが減ってしまうようにも感じますが、むしろ深いレベルで楽しめているような体感もあって面白いものです。
ひとまず、今回の旅ではこのスタイルを守っていこうと思います。

谷 孝祐
2015.7.23 16:23