洋の東西をつなぐ旅 | 3年前のしこうの楽しみ

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中央アジアより帰国しました。
振り返らずとも今までで一番過酷だったように思います。
以前にもっと長い期間海外を旅したこともありましたが、感覚的には今回が一番長期だったように感じます。

それくらい負荷が強かったのでしょうか。
確かに落ち着いて休まることがほとんどなかったかもしれません。
心理的にはそこまでのストレスはありませんでしたが、肉体的にはかなりギリギリのところだった気もします。

海外への許容度の低い以前の自分であれば、耐えきれなかったことでしょう。
とはいっても思い返せば面白い旅でもありました。
泊まった宿泊施設は国際基準の高級ホテルからホームステイまで、世に存在するカテゴリーを網羅的に体験したと思います。

海外でゲストハウスなるものに泊まったのも初めてでした。
壁が薄いだけでなく部屋の窓ガラスが少し割れていて、独特の開放感の中で眠ることとなりました。
おかげで、ホテルの星の数の違いが、イメージだけでなく実感を伴って理解できるようになりました。

そして、それぞれのカテゴリーの持つメリットとデメリットも、金額という価値観を抜きに認識することができました。
結果的に各領域の違いをフラットにとらえられるようになったと思います。
また、イスラム式トイレにも免疫ができました。

和式のようなものですが、時折極めて汚い時があります。
汲み取り式ではなく自然に帰る式のところも多々ありました。
昔、その話を聞いた時に絶対避けたいと思いましたが、選択肢がそれしかないとそんな気持ちも出ないものです。

くだらないことですが、このことへの許容で少し枠が広がったかもしれません。
そういうことだけでなく、この地域を旅することで、ユーラシア大陸という存在が確実に手づかみ感のあるものになりました。
今まで観念的だったヨーロッパまで一つの大陸であるという認識が、実感のあるものになりました。

この変化は、世界を見つめる時に良い影響を与えそうです。
それは世界が一つであるという認識に実体感がともなったことでもあるためです。

谷孝祐
2014.10.8 19:10