ホームシックの原因 | 3年前のしこうの楽しみ

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中央アジアにやってきて20日ほど経ちました。
そして、ようやく終盤に入った印象です。
今回の旅では今まで感じたことのないようなものを感じます。

もちろん行き先によって感じることが異なるのは当然です。
しかし、今さらこんな感覚を持つものだろうかと疑問もあります。
それは、今回が長旅に感じるということです。

今までに比べて特に長旅ということでもありませんし、もっと長い間海外にいることも何度となくあります。
それなのに、今回は帰れるまでの日数を意識するのです。
これはホームシックなのでしょうか。

確かにその裏には、早く帰りたいという気持ちが内在しています。
そして、その気持ちを感じながら日々を過ごしています。
そのうち消えるかと思っていましたが、どうやら大きくも小さくもならないままずっと維持されているようです。

そんなわけでその原因を見つめてみることにしました。
通常考えられる可能性は、見たくない何かがあったり、環境から逃げ出したかったり、ということでしょう。
確かに環境が合わなかったことは否めません。

だからと言って心理的に逃げ出したくなるようなこともありません。
単純に身体的反応が気分に影響を与えているのでしょうか。
その要素はありそうですが、主要因でもなさそうです。

そして、見たくない何かを探ってもとらえることができませんでした。
そこで、この地で見れるものは何かという発想に変えてみました。
そのベクトルに意識を向けていると、世界が大きく変化している脈動という答えが出てきました。

これはすでにこの地で大きく実感していることです。
しかし、その中に深い部分ではとらえたくない要素があるようでした。
どうやらそれは人類そのものの歴史とか流れというもののようでした。

確かに自分の中での現状は、日本史や世界史といったように歴史というものを分断した形でしかとらえられていません。
関連性の理解も不足していますし、感覚的にも統合されていないのです。

これに気づき、そこに興味はあるもののその領域の広大さに立ちすくむ思いがするとともに、ホームシックのようなものは大幅に軽減されたのでした。

谷孝祐
2014.10.4 14:33