意識的に線を引く | 3年前のしこうの楽しみ

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今回の旅の最後に箱根に寄りました。
一気に帰ってしまおうと思えば帰れるところですが、長距離ドライブの疲れを少しでも取るため、また一区切りつけるため、振り返りをして自分の状態を認識し直すため、という意図のもとです。
5年前くらいまでは意識的にこのようなことをしていたのですが、予定が立て込んでくるとなかなかこういった時間を作ることが難しくなり、だんだん減っていました。

そして、いつの間にか体を酷使するのが当たり前になっていたのかもしれません。
体のケアは個人的な今年のテーマでもあるので、今回は最初から行程にいれていたのでした。
一泊限りなので束の間の休息といったところですが、それでも意味は大きかったように思います。

温泉に入ってスパのトリートメントを受けて疲れが癒されることはもちろんのこと、この旅で受け取ったことを総括的に認識することができました。
適度な距離にこのようなことができる温泉地があるのは幸せなことだと思います。

さて、今回受け取ったものですが、一言でいうなら日本の国土の美しさと素晴らしさでしょう。
国内でここまで移動続きの旅をしたことがなかったので、変わりゆく風景と感じられる空気感が30分も走らないうちに変化していく様は新鮮でした。
今までも認識していたことではありますが、その連続的変化を身を持って感じることで、一段と腑に落ちたように思います。

おそらく、変化の少ない海外での長距離ドライブがあったからこそここまで感じられたことでしょう。
高速道路を運転していても自然の様子の変化を以前よりとらえやすかったように思います。
そして、その連続的変化とともに各地の文化が多彩に存在していることも魅力です。

現代ではどこの街も似たりよったりに一見とらえられるかもしれませんが、それでも文化色は雰囲気や空気感に表われるように感じました。
もちろん、海外でもそういうことはあるのですが、日本はより狭い範囲に多様に色濃く存在しているように思います。

しかし、それがあまり表面化せずに分かりにくいということにも日本の良さがあるのかもしれません。
それをより深く味わえるようになるためにも、意識のバランスを整えたいと思います。

谷 孝祐
2014.1.18 13:28