初めての日光浴 | 3年前のしこうの楽しみ

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到着では少し疲れ、ホテルを見つけるにも看板がなく、苦労して到着した感じがあったマイアミですが、一夜あけると、とても良いところに思えてきました。
何がということのほどのことではないのですが、久々にまともに日の光を浴びた感じがします。
この二週間くらいは、雨や曇天が多く、明らかに晴れということは少なかったのです。

といっても常に変化する感じで、晴れ間がさしたり豪雨になったりと色合いの変化が楽しめてそれはそれで良かったのですが、晴れていても日本の冬の日差しよりも弱い高緯度の日差しは、晴れという印象を与えていなかったようです。
久々に浴びる強い日差しは、体を活性化させてくれるような感覚がありました。

どちらかというとそのような日差しは苦手で、好んで日の光を浴びることはないのですが、少しだけ日光浴をしました。
認識していませんでしたが、それくらい体が日光を欲していたのかもしれません。
日本にいるとあまりこのようなことを感じることはありませんが、日光が体にとって必要なものだと少し実感しました。

また、ヨーロッパの人たちが日光浴が好きなのも何となく理解できました。
当たり前のことなのですが、場所によって異なって見える日の光は面白いように思います。
強かったり弱かったり、暑かったり暖かかったり、静かだったりうるさかったり、殺人的だったり優しかったり、微笑んでいたり怒っていたりなど様々な要素が複合されて、その土地固有の見え方が生まれるのでしょう。

もちろん、温度や湿度、空気中の微粒子などの影響で異なって見えているのは言うまでもありませんが、そのように感覚的にとらえる要素の方が、その土地の良さを表現してくれているように思います。
日常生活では、日の光の微妙な変化に意識を向けることは少ないですが、移動が多いと認識しやすく、多彩な顔を持っていることを実感します。

常にそれくらいの余裕を持っていたいものですが、普段は夕暮れくらいしか意識できていないように思います。
でも実際は、日中も同じくらい刻刻と変化していて、同じくらい何かが変わっているのかもしれません。

そんなことが意識できたら、もっといっときいっときを大切に生きられるのかとも思います。
一泊ですが、アメリカ合衆国の滞在で、初めてちゃんと何かを受け取れたように思えた体験でした。

2012.11.17 16:51 谷孝祐