人は何のために生まれてくるのか。
個別的にはその理由は局所的にしか存在しない。
生きること自体、それだけを目的にする場合もあれば、何か成し遂げることを目標にすることもある。
ただ、それでも共通点はあるのではないだろうか。
そんなことを考えている時に一つの答えが出た。
きっと人間は新たな感覚を体験するために生まれてくるのだろう。
そのために何かをしたいという欲求にかられるのではないだろうか。
だから何かにチャレンジできるのではないだろうか。
もちろん生きるのに疲れて何もしたくなくなることもあるかもしれないけど、健全な状態であれば、何かにチャレンジしたくなるように思う。
だからこそ、すごい得意なことには興味が持てないのかもしれない。
すごい得意なことは、本人の中では当たり前すぎることで面白みがないのかもしれない。
なぜそこに面白みがないのかというと、そこに成長がないからで、新たな感覚が得られないからだ。
だから、少し得意なくらいな方が結果としては楽しめるのではないだろうか。
ということは人生とは、少し得意なことで一歩出たところへチャレンジしながら新たな感覚を得て、成長があるのかもしれない。
それが分かれば怖れや不安が減るのではないだろうか。
2012.9.30 23:19 谷孝祐