こんにちは、暇人たにやんです。
大阪・万博記念公園内にある国立民族博物館(通称:みんぱく)に行って来ました。
現在、みんぱくではみんぱく創設50周年記念事業として企画展「水俣病を伝える」をやっています。
みんぱくは、文化人類学・民俗学の研究活動拠点として博物館が併設された研究所です。
みんぱくは1970年の大阪万博後の1974年に創設され、1977年11月に開館されました。
水俣病の発見から今年で70年近くが経過しました。
被害に遭った熊本県水俣市の地元では語り部の活動やガイドツアー、史料館にはさまざま貴重な資料や写真が展示されています。
みんぱく50年事業として水俣病を現地だけの発信に埋没せず、また、風化しないためにも貴重な資料をデータとして残し、それらを展示することで他の地域(エリア的には関西圏)の様々な年代層に伝えておきたいとの想いがあように考えます。
最近、環境省の職員が現地の代表のスピーチを遮ったことは記憶に新しいところです。
同じ人間であれば3分スピーチを遮るようなことはしないだろうと思います。
どちらが優先かですよね。
この展示で印象に残ったのは、「人を動かす言葉」と「魂石(たましいいし)」です。
「人を動かす言葉」には水俣病の歴史おいて、その節目節目で数々の名言を生み出してきました。
知らないのは罪、
知ったかぶりはもっと罪、
嘘を言うのはもっともっと罪
名言ですね。
「魂石」は水俣湾埋め立て地の一角に石仏や地蔵様が50体ほどあります。
これらは、被害者や関係者の手によって彫られたものです。
これは何を意味するものでしょうか。
失われた魂が帰り着く場所になってほしいとの願いから彫られたものです。
企画展は6月18日までやっています。
ご都合がつけば立ち寄って観て欲しい展示です。
帰りにみんぱく内のレストラン「森の洋食グリルみんぱく」で昼食をとりました。
「とろーりチーズデミオ」(1450円)を注文しました。
券売機でチケットを購入し、空いている席に着くとしばらくするとロボットが食事を持ってきました。
ロボット尾でのサービスは始めてなのでい一瞬「ぎょっと」しましたが、人手不足対策にもってこいと思いました。
あとでレストランの人に「どうして席がわかるの?」と聞いたら人間が手入力しているとのことでした。
少し、期待外れの回答でした。
家路についてからふと券売機で買ったメニューと席がどうのようにして結びつくのだろうかとまたまた疑問に思ってしまいました。