雨だからひきこもり | ピアソラの蜜柑

ピアソラの蜜柑

オレンジの街での生活

金、土、日と3連休だったのですが
お天気がイマイチで外は寒そうだったので得意の引きこもりです。

アルバロ男爵はそれでも仕事でばたばたしてあちこち動き回っていましたが
私とジャイ子さんとマージョはどてんと暖かい部屋に腰を落ち着けて根を生やしてしまい動く気ゼロ。

ぬくぬくと怠慢のかぎりを尽くします。

「あーかったる~。動くのめんどくさいわー。」

と言っていたらご飯の準備までしてもらっちゃってさすがに気がひけた・・・。

どうしようもない嫁です。

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明日からウチのペンキ塗りが始まります。

新しく作った壁の部分はまだ乾いていないのでその他の所からどんどん始めるそうです。

スペイン、しかも地中海人のバレンシアらしからぬ仕事の早さにちょっと驚き。

やっぱり不景気で仕事が少ないんかな?

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ジブリも母娘で全作品制覇しました。

娘は「ラピュタ」通称「ウッパー」がお気に入り。

100回以上見た今でも毎日最低3回は見ています。

もう母、今ではラピュタの滅びの言葉とか空で言えます。
主題歌は全作品もうほとんどアンプで歌えます。

「もののけ姫」は「わんわん」
「猫の恩返し」は「にゃ~お」
「トトロ」は「あーお」
「千と千尋」は「ちいろ」
「魔女の宅急便」は「きき」
「ぽにょ」は「にょ~」

以心伝心。

アンパンマンは既に50話以上のストックを持っており毎日毎日観ています。

娘のお気に入りはやっぱり「バイキンマン」。
(やはりキャラがかぶるからでしょうか?)
「は~ひふ~へほ~」とバイキン様が登場すると「あ~う~あ~」と言ってジャイ子様も絶好調。
毎朝、ぱちっと目を覚ました後の第一声が「マンマンマン!」です。

アンパンマンの子供に与える威力恐るべし。

日本語だけではなくアルバロ男爵率いるスペイン語勢も負けていません。

スペイン語バージョンの最近一番のお気に入りは「NEMO」。
これは私も大好き。

「モンスターインク」はやっぱり200回以上は観てるし、「カンフーパンダ」に「グッフィー」に
「ルイスと未来泥棒」「レミーのおいしいレストラン」「ビームービ-」「シュレック」
「マダガスカル」「ムーラン」「ボルト」・・・・・まだまだいっぱい。

アルバロ男爵は新しい面白そうなアニメを見つけるとすぐにダウンロードしているので
私もうかうかしていられません。

ぱっと気が付くといつの間にかジャイ子さんのパソコンのアニメファイルが
スペイン語の割合の方が多くなっていたりするので
そんな時はただ無心にアンパンマンをダウンロードし続けて帳尻を合わせます。

どなたかおすすめの日本のアニメがあったら教えてください。

しかし最近のアニメは大人が観ても普通におもしろい。

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アニメを観すぎているので久しぶりに普通の映画も観ました。

今は亡きヒース・レジャーの「悪霊喰い」。

ていうか途中まで。

ヒース・レジャーは結構好きな俳優だったのですが映画そのものは
私的にはあまりにつまらなすぎて最後まで見終えることができませんでした。

メル・ギブソンの「アポカリプト」。

これはまだ最初の5分しか観ていないけどなんかおもしろそう。

「ニライカナイからの手紙」。

これはもうハンカチ握り締めて号泣でした。
しまいには鼻水までずるずる出てきてハンカチでぶぶぶっーっと涙と一緒に一気にかみました。

内容が母娘の話なのでもうだめ。

せめて娘が成人するまでは生きていたい、でもそれができない。
どんな手を使ってでもどんなことがあっても生きたかった。
どんなに心残りだっただろうか・・・。

ああもうだめ。思い出しただけで泣けてくる。

今回はひとりで観たので
マラドーナのドキュメンタリーでハンカチが絞れるくらい号泣する泣き上戸のアルバロ男爵を誘って
もう一度観ようと思います。

この映画の印象は内容ももちろんだけど
それよりも風景とそこに登場する人物があまりにも自然に溶け合っていて
まるで選び抜かれた額縁にぴたりとおさまったすばらしい絵を見ているような感覚。

蒼井優がもう切なくてかわいくて守ってあげたくてでも芯が一本通っててすごく存在感があって。
私が男だったらめちゃくちゃタイプです。

「リリィ・シュシュ」の時もものすごい存在感だなぁと思った。
(映画自体は非常に後味が悪くいい意味でも悪い意味でもインパクトの強い映画だったけど)

「フラガール」も良かった。

きっと彼女は40くらいになったら和服の似合う清楚な女優さんになるんだろうなぁ、楽しみです。

明日も雨だったらまた引きこもる口実ができるのに。

ふふふ。

ミズエ