バケーション | ピアソラの蜜柑

ピアソラの蜜柑

オレンジの街での生活

8月3,4,5日にバレンシアから南へ内陸部に向かって100キロほどの
ALCOY(アルコイ)という小さな村にある山荘に行くことにしました。

「11月から産休に入るから夏はバケーションには行きません!」
と言ったものの、
このくそ暑い中アルバロ男爵も私も本当に毎日働いてばかりいて
さすがにうんざりしてきたからです。

「あー!!!もういやっー!!!2,3日でもいいからどっかにバケーションに行きたいっー!!!」

と軽く前言を撤回します。

初めはアルバロ男爵のお兄さんのいるロンドン、アルバロ男爵の親友のいるベルギー、
マジョルカ島、イビサ島、ローマ、様々な候補が出ていました。

しかしまずロンドン、ローマ、ブリュッセルなどの大都市で沢山歩かなければいけないところは無理。
スタジオの往復だけでも足が痛いのに、疲労しにバケーションに行くのは真っ平。
ついでに国外だと身軽でないだけにもしも何かあったら・・・と考えると腰が引けてしまいます。

マジョルカ島、イビサ島などのリゾート地はこんなぎりぎりになって探し始めても
もうこの時期はどこもかしこも一杯の上、ハイシーズン料金で手が届きません。

希望がどんどん縮小されていきます・・・。

島リゾートなんて贅沢言わないから、どこでもいいからリゾートさせて!
と神頼みにも似た気持ちでバレンシア近辺のビーチを探します。

バレンシアより北にあるバルセロナ方面のビーチリゾートはアルバロ男爵のご両親の別荘があり
ちょうど今ご両親がバケーションを楽しんでいる真最中なので
アルバロ男爵はできるだけ近寄りたくないそうです。

となると残りは南。

しかしもうどこもかしこも「今更何言ってんの?」って感じです。


泣けてきました。


どこでもいいからバレンシアから脱出したいんです。

そこで閃いたのが「海がダメなら山があるじゃないか!」ということ。

何も海にこだわる必要はありません。
良く考えたらどちらかというと湖のある涼しい山の方が気持ちよさそうです。

毎夜毎夜疲れた体に鞭打って執念でネットで探しまくった結果とうとう見つけました。

「貸し山荘」なるモノを!

ホテル形式なのですが、
個人所有の山荘なので泊り客も一日4組とかそういう感じの山荘です。
朝食も山荘の奥さん手作りの朝焼いたパンとか絞りたての牛乳とか
生みたての卵のオムレツとか手作りの裏山で取れた野苺のジャムとか・・・
なんだかすごく美味しそうです。

値段もホテルに比べてずっと安いです。

結局私たちが選んだのはアブリルも宿泊可のプール付きの山荘です。
山の奥深くにあるので山荘のご主人が近くの列車の駅まで迎えに来てくれるそうです。

楽しみー!

アブリルもバケーションです!

ひゃっほう!

ミズエ