SSDをUASP対応のUSB3.1 gen2で外付け化して活用しよう! | みかん食べながら

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2019年4月15日より更新は止まっています。

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こんばんわ(ㆁᴗㆁ✿)みかんです。
だいぶ暑くなってきて通勤の電車が辛くなってきた今日この頃。
最近は仕事から帰ったらエアコンをピピッたあと、冷蔵庫で冷え冷えのお酒をぐびって、ぱそ娘のModifyを楽しんでます。

そういえば、2018年5月11日に国内で発売されたNVMe M.2のSSD Samsung「970PRO」。

みなさんは買いました(*・ω・)?
公称値は以下のとおりで他社の追随を許さない相変わらずのぶっちぎり性能。
・シーケンシャルリード3500MB/s
・シーケンシャルライト2700MB/s
・ランダムリード(4KQD32)50万IOPS(≒1953MB/sくらい)
・ランダムライト(4KQD32)50万IOPS(≒1953MB/sくらい)
前モデルの960PROの公称値と比べるとライト性能が主に強化された感じですね。
そのぶん発熱もかなり高いので別途ヒートシンクを購入して取付けるのは必須みたい(。-∀-)
3D NAND MLCタイプなのでお値段も相応に高いけど、ハイエンドあるいはエンスーユーザにとっては魅力的な商品だよネ。

システムドライブのストレージにSATA HDDを選ぶ人は少なくなって、SATA SSDが多いと思うけど、あと数年もして値段が下がればNVMe SSDあるいはOptane SSDがメジャーになるんじゃないかな。
性能面ではSATA SSDで十分って思う人が多いとは思うけど、ケーブルいらずなM.2タイプのが組み立てるときやメンテナンス時もグッと楽なんだよね。(SATA SSDにもM.2タイプはあるにはある)

ちなみにみかんはメインで使用するぱそ娘には前モデルの廉価版「960EVO」をシステムドライブ、データドライブ両方に使ってます。
いずれは録画機のドライブもSATA SSDからNVMe SSDへ移行しようと思うます(*'▽')

その移行後に残されたSATA SSD、みなさんは何に使います?
意外と押し入れで眠ってたりしないかな?
余ってるものはたいてい240~512GBサイズだと思うので、データバックアップには容量不足でしょう。
データバックアップは大容量でお安いSATA HDDでNASや外付けをチョイスするのが鉄板だとして、じゃあSATA SSDの居場所は・・・ありますよ(`・ω・´)
システムドライブを丸ごとクローンコピーするのに活用しましょう!
Windows10はみなさん知ってのとおり、毎年春と秋にメジャーアップデートがあるます。
結構不具合が多いので、前のバージョンに戻してしばらく様子見したいってときに安定稼働していた時のシステムドライブのクローンコピーがあると、ディスクを差し替えるだけで戻せて便利です(๑•̀ㅂ•́)و✧
(クローンコピーしたSATA SSDの中身をNVMe SSDへ逆クローンコピーして戻すのも良し)
他にも、ソフトウェアやドライバ類をあれこれ入れたあと、不具合が出てアンインストールしてみたものの、元に戻らないなんて時も、クローンコピーのディスクがあればサクッと戻せます!

そんなクローンコピー推しのみかんだけど、定期的にクローンを取るときに、いちいちPCのフタを開けてSATAケーブルと電源ケーブルを繋いでなんてやってられません(・ω・ )メンドイ
そこで買ってよかったオススメ商品をご紹介しちゃいます。(やっと本題)
 
「Plugable USB 3.1 Gen 2 Type-C - SATA 変換ケーブル」
Amazonで2180円とUSB3.1gen2 type-Cの中では結構お安いのもポイント(。☌ᴗ☌。)
 
実はSATA SSDをUSBの外付け化する商品は以前にもご紹介しました。
それなりに便利で良い商品ではあったんだけど、USB3.0タイプだったので転送速度は5Gbpsなのと、給電が非力でUSB3.0を2本使う必要がありました。
USB3.0で5Gbpsの速度を出せるものは他の商品でも補助電源が必要なものが多いです。
ところがこのUSB3.1gen2 type-Cだとケーブル1本でしかもMAX10Gbps出ます(*'▽')
SATA SSD自体がSATA3.0っていう規格で6Gbpsが上限なので、これを使えば理論上はボトルネックなしの性能で外付け化できるってわけです٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
 
SATA SSD側につなぐコネクタ
 
PCにつなぐコネクタ
最近のマザーボードでは標準で搭載されているUSB3.1gen2 type-C
 

ケースとかありません。裸のままブッ挿すだけです(`・ω・´)

 
速い安い簡単でさいきょーじゃん!しかも、この変換ケーブル内のコントローラチップはASMedia製のASM1351です。
マザーボード側のUSB3.1 gen2も今年発売されたIntelチップセットH370、B360以外は全てASMediaコントローラチップが使われてます。

つまり同じASMedia同士で相性もばっちりなはずです。

ってことで、ひとまず性能測定してみると。。。
ベンチマークソフト「CrystarlDiskMark 6.0.0」の結果
※このベンチマークではSandisk ExtremePROを使用しています。
 
ん?シーケンシャルリード/ライトはまずまずにしても、ランダムリード/ライトがあまりにも遅すぎる
これは完全にやっちゃったってやつ(つω`*)
安物買いの銭失い・・・と、あきらめるのは早いので、とりあえずコントローラのファームウェアを最新にしてみました
 

→最新の「Firmware ASMT-2135 [161202_B5_20_08.bin]」

→最新の「Asmedia ASM1051 MP Tool v3.6.3.0 」

 
英語のツールで少し使い方がわかりにくいので簡単に解説しておきます(ㆁᴗㆁ✿)
①ダウンロードしたMP Tool「ASM105xMPTool.exe」を起動して鍵マークをクリック

パスワード:asmedia

 

②「Plugable USB 3.1 Gen 2 Type-C - SATA 変換ケーブル」をPCにつなぐ

SATA SSDは繋いでなくてもOK
 
③FW Browserボタンからダウンロードしたファームウェア「Firmware ASMT-2135 [161202_B5_20_08.bin]」を選択
 
④STARTボタンを押す
右下にPASSって表示されたら更新完了です。念のためFW Versionに表示されてる番号が合っているか確認してネ。
 
 
それでは改めて、ベンチマークで性能をチェック(๑•̀ㅂ•́)و✧
測定には未開封だった「Crucial MX300」を使ったヨ。
MX300の公称値は以下のとおり。

・シーケンシャルリード530MB/s
・シーケンシャルライト510MB/s
・ランダムリード(4KQD32)92000IOPS(≒359MB/sくらい)
・ランダムライト(4KQD32)83000IOPS(≒324MB/sくらい) 

 

使用したPC環境

・OS:Windows 10 Professional ver1709
・CPU:Intel Core i7 8700K

・M/B:GIGABYTE Z370 AORUS Gaming 7
・Mem:T-FORCE NIGHT HAWK RGB White DDR4-3200 8GBx4
・System SSD:Samsung 960EVO 256GB
・PSU:CORSAIR AX1200i
・VGA:NVIDIA TITAN X Pascal

 

「CrystarlDiskMark 6.0.0」の結果
シーケンシャルリード/ライトはほぼ公称値どおりの速度をマーク
ランダムリード/ライトは残念ながら公称値より100MB/s以上低い数値でした。
ちなみにシステムドライブ(約70GB)をクローンコピーしたところ、4分程度で完了しました。
5分未満なら月1程度の定期的なコピーをしてもストレスになりにくいレベルじゃないかな。


 
念のため、UASPで動作しているかデバイスマネージャーで確認したところ、「USB接続SCSI(UAS)マス ストレージデバイス」と表示されているので大丈夫そうです(ㆁᴗㆁ✿)
 
ところでUASPについてみなさんはご存知でしょうか?
みかんはUSBの高速化技術としてUASPって用語は知ってたけど、あまりよくわかってなかったので調べてみたところ、【USB Attached SCSI Protocol】の略称で、SATA接続の前にメジャーだったSCSIの通信プロトコルをUSBで利用できるようにした拡張仕様なんだって(*'▽')
古いプロトコルだから逆に遅くなりそうな気もするんだけど、データの転送効率が上がるらしい。
 
 

~EXTRA~
USB3.0接続の外付け化キットとUSB3.1gen2接続の外付けキットの性能を当時のCrystalDiskMark5.2.0が残っていたので比較してみました。
 
Owltech「ガチャポンパッmini3.0」にSanDisk UltraⅡ240GB SSDで計測

 

Plugable「USB 3.1 Gen 2 Type-C - SATA 変換ケーブル」にCrucial MX300 275GBで計測

どちらのSSDも公称値はほぼ同じスペックだけど、やっぱりUSB3.1gen2接続に軍配があがりました(。☌ᴗ☌。)
 
 
■みかん的にはThree Stars★★★☆☆
good(๑•̀ㅂ•́)b
・SATA SSDのシーケンシャルリード/ライト性能を最大限引き出せる
・USB3.1gen2 type-C 1本で済むのでケーブルの取り回しもスッキリ
・2000円ちょっとなのでお手頃価格

no quite(๑•́ω•̀)
・最初だけファームウェアを書き換える手間がかかる
・ランダムリード/ライト性能はSATA SSDをPCケースに内蔵(直接SATA接続)して使用するのに比べ性能低下がある(それでも十分速いけど)
 
製品出荷状態で最新のファームウェアになってればもっと良かったんだけど、ファームウェアの書換え作業はすぐに済むので十分オススメの商品です。
ちなみにUSB type-Cと同形状のThunderbolt3でも問題なく使えました。
(ノートPC「HP Spectre x360」で確認)
みなさんもお手持ちで眠っているSATA SSDをクローンコピー等で有効活用してみてはいかがでしょうか(ㆁᴗㆁ✿)?

それでは、最後まで読んでくださってどうもありがとう٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
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