プラグトレーへの播種

プラグトレーに播種してから発芽を待ちますが、
用土の入れ方にも「コツ」があります。

普通に用土を入れると、めい一杯用土が入り、こんな感じになると思いますが、
これでは潅水したときに水の溜まるスペースが無い為に、
表面のみ潤って最下部には浸透しない可能性があります



そこで私は以下のようにしています。
用土を、てんこ盛りに ばら撒いたら



柔らかい洗車ブラシで掃きます。
この時に用土を詰め込んだりしません。
やさしく、なで掃きます。



上面までいっぱいの普通の状態になりますね



したらば、今度はブラシを上下に振り、
ブラシの自重で用土を叩き込みます。


すると適度に用土が下がり、スペースが確保されます。


適当でかまいません。
この後に潅水すると自然に平らになります

こんな具合に潅水スペースが確保できました。


これで、タネが流れていくことも無く、
潅水のスペースも確保できました。
先々週ぐらいからパンジーの播種を始めています。

普通はお盆過ぎからはじめるのでしょうが、
10月中に開花させる為には、この位から播種が必要になっています。

世の中にはクーラーBOXで播種する人もいるみたいですが、
必要ありません。
クーラーBOXが必要ならばヘタなんでしょう。


☆播種準備
・冷蔵庫の野菜室に2週間位置き寒冷処置をする。
 個人的には必要無しとおもっています。

☆播種条件
・タネ蒔き後3~5時間に高温に合うとタネが休眠状態となって不発芽となる。
種まき直後に30℃を超えるようだと発芽は 極端に悪くなる。26℃以下が基準。夜に播種。

☆播種
・細かい土で2-3ミリ覆土をし灌水。
・発芽までは涼しい場所でヨシズ下管理に置き、毎日朝夕必ず観察。
・発芽までは1日1~2回、朝か夕方に静かに灌水します。
・セルトレイは地べたに置かずカゴの上に乗せる。風がセルの上下を通ることで熱が逃げやすい。

☆発芽後 (3~4日で発芽)
・気温が高く徒長しやすいので、発芽後は午前中のみ日光に当てて管理。
・灌水は午前中に行い、夕方からは肥土が乾き気味にして徒長を押さえる。
・徒長するときは一晩でする。家の中はむれるの不可。少し位の徒長は、深植えで対処する。
・双葉が完全に展開したら、週に1回液肥を灌水代わりに与える。濃度は1500倍程度の薄め。

☆ベンレート
・まき床に水分が多すぎる状態が続くと、立ち枯れ病を起こし易くなる為、ベンレート消毒。
・播種後の灌水時に水の代わりに、2000倍に溶いた溶液を与える。
・芽が出てから数回与えておくと可。

ということで
今の状態です。



今年は、実験的に自作した発芽器も併用しています


どの位、発芽率に差が出るか見ものです。
ちなみに、パンジーは「好光性」のため、不発芽でも4日目で取り出し
自然発芽させます。
ずいぶん前になってしまいましたが、
メロンを誘引しました。
画像は本日のものです。




そろそろ第10節が見えてきました。
これから開花する雌花を見逃しては台無しです






パンジーの発芽器(冷蔵庫改www)の発芽試験開始しました。
冷却板直下と最下部での温度差はおよそ5度ありました。

パンジーの発芽適温は15~20度なので、まあ許容範囲内でしょう。
FANでかき混ぜる手もありますが、そこまではしません。

で、温度設定をメモリ上で20度に設定して播種しました。
これで様子見です。

好光性種子のための開口部。
やっぱ、なんとなく暗そうです。
好光性って具体的にどのくらい必要なのかしらん???




あと心配のタネは冷却板への
「昇華凝結過程」です。



水と氷の飽和水蒸気量が異なる為、同じ室内に冷却板があると
氷に対する飽和水蒸気量の方が、水より小さい為、
氷へと昇華してしまい、
水が飽和に達していない限りどんどん蒸発してしまうのです。

だから、冷却板には「霜」が付いてしまうのです。

ただ、これが起こるのは過冷却の場合のみなので、
この設定の温度では発生しないと思うのですが・・・・

先日、摘心をしましたが、子づるが成長してきており
第三の子ツルも発生してきました。

子づる2本仕立て(1株4果収穫)のため
第三の子ヅルは不要になります。



でだぁ


ここから




Kill





このあとは
10節目までの葉っぱの付け根から側枝(孫蔓)がでてくるので全て掻き取ります。
雄花も付くが、これは取らなくても良い。

節目の数が大事なのだが、
絶対解らなくなるので・・・・・


葉っぱに数字を書くwwwwww

さて、今回の重要改造部 サーモです。

冷蔵庫の適温は5度以下なので、
当然サーモも相応品が設計されており、発芽器としては低温すぎます。
そこで、サーモの交換が必要になって来るのですが、
これはもう販売店を探すまでもなく、電熱関係は秋葉にある「坂口電熱」で
E.G.O社の品番13-L1 2730円(税込み)です。(クワ馬鹿(漏れ含む)香具師の定番品ですね)
0度~40度範囲で温度上昇時on、下降時onの両方セッティング可の汎用タイプのサーモです。




改造前の温度調整部です



これを ばかっと外すと



メカニカルな安っぽいサーモと室内灯の電球が、見えます。
本線からの黄と青がコンプレッサーへと続いている系統で、
灰と赤は室内灯の配線です。

取り外されたサーモ部



多少、ケースカバーを削ったり、固定用のネジ穴を開けたりはしていますが、
ほぼ無改造で終了しました。
ちなみに、配線は1・4番で2番は無接続。
画像では室内灯の配線も残っていますが、最終的には撤去しました。




もとどおりに冷蔵庫本体に取り付けmission complete


奥に貼り付けてあるのが、温度センサー部です。
冷却板の近くだと低温感知になると底面に置くと恒温感知になるので、
とりあえずこの位置に仮止めしました。


駆動はもちろん、問題なく動作していますが、
実際の実験開始は、また後日。

ポリバケツで育てていた、ひまわりぃ~が開花しました。

暑いので麦わら帽子をプレゼント





穴を開けると、外壁+断熱材+内ポケットの構造になっているので、
それぞれ窓の大きさにカットします。

アクリル板をテープで目張りすると、こんな感じになります。


いいんです。
実験機材なんで、こんな適当でwwww

でも少し暗そうです。
やっぱ開口部を広げないとだめかなぁ・・・・・


裏から見たとこです


だぁからぁ
いいんです。じっけ・・・・・


中の棚は、お得意の100円ショップで買ってきた網をワイヤーカッターって切って作りました。




次回は、温度調整改造編