自分だけの「感動体験」を。 | 全国クリエイター作品の展示と販売 ARCA-方舟-gallery & zakka

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古いビルの2階 ギャラリーARCA 西田です^^

 

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早いもので、もう11月も終わりですね。
内田勝美さんの作品展は、11月30日が最終日です。
よろしければぜひお立ち寄りくださいませ。
 
あと12月で2回の展示を終えたら、2021年の展示は全て終わります。
本当にあっという間の1年です。
 
そろそろ、再来年の予定を考えているのですが、再来年は10周年ということもあり、
一つのテーマを大きなテーマにして、個展や企画展を企画していこうかなと思っています。
 
今日もSNSで作家様の投稿や、RTされてくる作品展の様子を見ながら、何名か新たにフォローさせていただきました。
 
流れてくるたくさんの情報の中で、私が大事にしているのは、「心が震える」感覚です。
それは今までの自分が見たり聞いたり考えたり読んだりして得た歴史の中で培われた感覚の様なもので、誰かに教わったというものではありません。
なので、自分にしかわからない直観のようなもの。
心が震える感覚というのは、たくさんたくさん見る中でほんの少し、しかありません。
 
この感覚は、より自分で意識しないとだめなのかも、と今思っています。
 
今までなんとなく、でやってきた部分をより研ぎ澄まして磨いていくこと。
 
その中で、きっと自分にとっての珠玉の作品と出会えていくのかもしれない、と思っています。
 
 
いろんな美術館や、有名なギャラリーで開催されるいわゆる巨匠とか有名な方の絵や作品を観ることは、より刺激になるし楽しい体験なのですが、それをそのまま今の芸術家たちに当てはめて考える、比べて観る、ということは私の場合は一切ありません。
 
全く感覚が違うし、コンセプトも、その作品が生まれた経緯も、歴史も、環境も違う中で同列に観て比べるというのはナンセンスです。
 
極端な話、ゴッホを観に行くのと、アルカの展示内容を考えるのとは全く違います。同列にしたこともなければ、比べたこともありません。
 
 
芸術というとすごく高尚なイメージがありますが、実際は、作者の思いを伝える手段であって、小説や音楽に似て、鑑賞するということは、その人の感覚を自分の中で共存させていく作業と捉えています。
自分の中で作品が息づいていくと感じた時に、心が震える。
 
その時、初めて作者との共通項を見出し、好きになっていくのかもしれない。
 
私はそうやって作品を観てきたし、触れてきたように思う。
 
サグラダファミリアを創ったガウディの伝記を読むと、あの教会はガウディの信仰告白そのものだったと思った時、同じクリスチャンとして言葉にならない感動を覚えました。
ガウディはあの教会を建てるために、多くの人に寄付を募りに各家を回りました。
そういうことも合わせて作品(建築物)を観るとまた違った側面が現れます。
本当はどうしたかったのか、ガウディはなぜあの建物を建てたいと思ったのか。
その熱意、情熱が今もまだ消えずに燃え続けている。
情熱の炎を絶やさず燃やし続けて継承し続けている人たちがいる。
そのことに深く感動するのです。
 
その感動は、自分だけのもので、みんながすごい、と言ってるからではないんです。
 
芸術と言うのは堅苦しいものではないし、ある一定の人にしかわからないものではない。
 
自分との共通項を見出した瞬間、その作品があたかも自分の中に溶け込んでくるような気持ちになる。
作者とあたかもその場で言葉を交わし、互いに思いが通じ合ったような気持ちになる。
 
そういう体験をたくさんしてほしいし、そういう体験ができるといいな、と思ってギャラリーにしたんでした。
 
展示会で、一番楽しかったのは、草間彌生さんでした。
あの展示の中で、草間さんがどのように普段から物事を観ているか、感じているかを草間さん目線で体験することができたのはとても貴重な体験でした。
私はあの展示の中で文字通り、草間さんと一緒に遊び、楽しみ、笑いあったのです。
 
 
頭でとらえているうちは、感動はないんです。
 
例えばすごく人気だから、とか
テレビで紹介された、とか
イベントでも行列ができるから、とか
誰か有名な人が紹介していたから、とか
 
確かにそういう「人気のあるもの」に人は目を向けがちだし、そういう人に自分もなりたいと思いがちなんだけど。
 
結局、廃れるのも早いし、飽きられるのも早かったり、
このコロナ禍で、あんなに人気だったところが閉店になっている現実を目の当たりにすると
いったい何だったんだろう?と思うこともあるわけです。
 
自分の思うことをただただ続けていくことに意味があって、
その過程に人は共感するのだろうと思います。
 
巨匠と言われる作家でも、いきなり人気になったり、
いきなり有名になったりしたわけではありません。
 
ゴッホは生きている間は全くの無名でした。
 
でも限りなくその心情を吐露した作品の数々に心を奪われる。
最晩年の黄色と青しかない絵は、彼が何を見、何を感じてきたかを、彼の目線で感じることができる。
想像することができる。
 
その想像力の翼を目いっぱい広げて、
自分だけの感動を体験してほしいと思います。
 
再来年は、絵の展示を増やしたいなと思っています。
 
その前に来年は立体やドール多めです^^
楽しみです。
 
 
 
 
 
 

内田勝美個展

「かみのおくりもの」

 

2021年11月19日(金)~30日(火)

12:00~18:00 (水・木定休日)

 

通販は以下をクリック↓11月30日18:00終了です。

通販ページ