神戸JR元町駅徒歩1分  ギャラリー&雑貨*アトリエ シード

神戸JR元町駅徒歩1分。
全国50名以上のクリエイター作品の展示と販売のお店です。
作家個展、期間限定企画展、ワークショップ(不定期)など開催中!
12:00〜19:00水曜定休日

神戸、JR元町駅徒歩1分。


全国50名以上のクリエイター作品の展示と販売のお店です。

作家個展、期間限定企画展を開催しております。



アトリエシード元町

〒650-0012



神戸市中央区北長狭通4-7-3


元町フタバビル201






open 12:00~closed 19:00


水曜定休日



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テーマ:

神戸 JR/阪神元町駅 東口セブンイレブンの出口を出て、西向き道路沿い徒歩1分

ギャラリーと雑貨のお店 アトリエシード 西田です。

 

人魚姫の涙展では、初めてのお客様ともたくさんいろんなお話をさせていただきました。

 

中でも、殿最さんのオブジェを買われたお客様とのお話は大変興味深く、勉強になることもたくさんで、この企画展をさせていただき、そのコンセプトを十分ご理解くださって、楽しんでくださったことを心から喜んでおりました。

 

そのお客様が、作品をお受け取りにいらっしゃいまして、大変貴重な織物を見せてくださったのです。

 

 

なかなか手に入らない琉球藍で染められた、純国産絹糸小石丸で織られたストールです。

 

琉球藍は、短い時間内に染め上げなければ色が落ちてしまうという性質を持つものだそうです。

また、純国産絹糸小石丸も、美智子皇后陛下が養蚕されている品種だそうで、糸が他の絹糸よりも細く、何本も縒(よ)って1本の糸にするのですが、今回見せていただいた織物は、通常よりさらに少ない本数で縒っているそうで、ほんとに薄い、天女の羽衣のようなんです。

 

琉球藍で染められた糸、ということなんですが、藍色の部分もあり、茜色に染まっている部分もあり、まさに夜明けの色合いで、本当に美しい織物でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご厚意で、羽織らせていただいたのですが、ふわ~~~っと触れる感じがまさに羽衣のようで、ずっと羽織っていたいような気持になる・・・。

 

天女の羽衣・・・。

 

そんな言葉がぴったりな作品でした・・・。

 

この織物が世に出るには、希少な琉球藍と、小石丸という絹糸と、そしてこの繊細な糸で織れる技術者がいて初めて成り立つものだ、ということを知りさらに驚きました・・。

というのも、琉球藍も、小石丸も量産できないものです。

また、このような繊細な糸で織れる技術者も少なくなっているとのことで、存続の危機にあるとのこと・・・。

 

宮内庁のHPによると、正倉院宝物殿におさめられている古代裂(こだいぎれ)の復元に欠かせないのが小石丸の糸だそうです。

小石丸の養蚕を美智子皇后陛下がご決断なさって続けられたことで復元が可能になった日本古来の絵巻もあるそう。

ご決断、とは大げさな・・・と思われるかもしれませんが、小石丸の飼育は他の蚕よりかなり難しいそうで、糸も大量にはできない希少なもの。手作業での根気のいる飼育は、お好きでないとなかなかできないということでした・・・。

私も、芋虫系はもう絶対無理なので・・・。もしこれを今やれ、と言われたらちょっと・・・。と躊躇・・・。

でも、歴代の皇后陛下に受け継がれてきた大切な養蚕ですので、次代の皇后陛下にもぜひ続けてほしいなぁ~・・・と思います。

 

でも、その養蚕が叶って、糸ができたとしても、それを織ることのできる職人がいない・・・というのは致命的なことで・・・。

糸があっても、織られたり縫われたりしなければそれは役目を果たしません。

また、琉球藍にしても、藍のままでは何の役にも立ちません。染め上げられて初めてその役割を担います。

 

でも、それをやり遂げるには、技術者の手が必要になってくる・・・。

その人の手が、今足りない・・・とのことでした。。。

 

今回のストールも、たまたま手に入った琉球藍で、奇跡的に染め上げられた小石丸の糸が、その人しか織りあげることができない作者によって、丁寧に織り上げられた作品であることを思うと、本当に貴重なものを拝見しているのだな・・・と気持ちが引き締まる思いでした・・・。

 

普通なら、美術館のガラス越しにしか見ることができないものになるかもしれない。

 

でも、使わなければこの技術は伝わっていかない・・・。

使うことによって、このモノが生きることを思うと、ガラスケースに保存しているだけではダメなんだ・・・と強く思います。

 

日本の古い伝統は、なぜか広く継承されず、すたれていこうとしています・・・

でも、私たち日本人の中に、このような繊細なモノづくりをしていた時代があったことは、しっかりとそのDNAの中に組み込まれていると信じています。

何故なら、今こうして、作品を通して、作者の思いやその技術の高さに触れる時、日本人の血のようなものを感じるからです。

 

古来からあったモノそのものは消えてなくなるかもしれませんが・・・その魂の部分では、しっかりと受け継ぎ、新しい作品となって生まれている現実を、たくさんの日本人にも見て誇りを取り戻してほしいし、また世界の人にも知ってもらいたいと切に願います。

 

人魚姫の涙展最終章に、こんなに素晴らしい作品を拝見できる機会となったこと・・・。

本当に本当に感謝です。。。

 

モノ作りの日本でよかった。

モノ作りの祖先をもつ日本人で本当によかった・・・と心から思った1日でした・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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