タレント性と言う言葉があるけれど、撮影に携わっていると必ずしもそれが備わっている人が写真写りがいいとは限らない事を実感する。ヘアメイクをしている間中、こちらが何を聞いても殆ど無愛想で興味なさそうでも、カメラのレンズを向けたとたんにハイテンションになる人がたまにいる。普段から愛想良く気使いの有る人よりもプロフィール写真
の仕上がりがよかったりする。まあ確かに結果がよければいいわけで、何も普段から愛想を振りまく必要はないのだろうけど、しかし、あらゆる視点から考えた場合、仕事と言うのは一人で全てが遂行されるわけでは無く、そこにスタッフ間のコラボレーションが存在する以上、最終的にはその様な合理主義は成り立たないのかなとも思う。だって素直に感じ悪いから。
ヘアメイクの仕事って一般の人を対象にした場合、技術職と言うよりもサービス業的ニュアンスが強い感がある。何も話さず、気を使うことも無く、モクモクと仕事をこなすといった雰囲気はない。その人がお見合い写真 を撮りに来ているのであれば、それに相応しいネタを探して話を引き出したり結構気を使っている自分がある。撮影に入る前にリラックスした雰囲気を作るのも仕事だと思っている。しかしそう言う自分は美容院なんかに行くと話しかけられるのがすこぶる嫌いで、自然とやる気なさそーな無口なおばさんのいる所に足が向く。職業病かもしれないが、同じ様に神経使っている場面を見たくない。気をつけないと神経使っているつもりが逆に疲れさせてたりする事もあるかも。と思う。