長崎県諫早のアスリートがこっそり通うスポーツ整体治療院、院長の田中勇三(たなかゆうぞう)です。
赤十字救急法(基礎講習) 手当の基本はまず観察と体位があります。
今回は観察の基本について書いてみます。
①周囲の観察
②傷病者の観察
③生命徴候の観察
があり、1つづつ掘り下げていってみます。
傷病者に近く前に、どんな状況で起きたか?、場所はどこ?、2次災害の危険性は?、など。
周りの状況を把握して、2次的な危険性がある時はまずそのキケンを排除して、手当を開始する。
また、周囲を観察することは、傷病者がこうなった原因を判断することにもなります。
2次的なキケンを排除した後は、直ちに手当を開始、傷病者に下記の状況がみられれば通報。
・意識障害
・気道閉塞
・呼吸停止
・心停止
・大出血
・ひどい火傷
・中毒
の場合はただちに119番通報とAEDの手配をする。
いくつか合併して起こっている場合は、状況に応じて緊急度が高いものから手当します。
生命徴候として、
●意識(反応)があるかどうか?
●呼吸は?
●脈拍はどう?
●顔色などは?
●手足は動かせる?
などなど。
●意識があるか?
声を耳元でかけて、肩を軽く叩きます。
指を目で追わせてみる、動きはどうか?瞳孔はどんな感じ?
動きが悪い時、脳中の異常やその可能性を考える。
●呼吸は?
傷病者の口元に耳を寄せて、息が頬に当たるか?胸の上下動を見る。
●脈拍はどう?
手首で橈骨動脈、足の付け根で大腿動脈、首で頸動脈を観察します。
脈拍が弱ければ血圧が下がっている。やたらとゆっくりや安静にしているのに早い場合はキケンだと判断。
●顔色などはどう?
顔色や手の色、温度を確認する。
顔色や手足の色、特に唇、爪が黒くなった状態なら、チアノーゼで、酸素が不足している状態(呼吸ができないや中毒など)
顔色、皮膚が白く冷たく湿っている状態なら、蒼白で血液の循環が悪い、出血して血圧が下がっている。
顔色や皮膚が赤みを帯びている状態なら、血圧が高いや熱中症を疑う。
●手足は動かせる?
救助者の指を握らせたり、腕を持ち上げることができるか?をみていきます。
動かせることができれば、応急処置で搬送できるけど、できなければ動かすことで、状態を悪化させることに繋がる。
片方の足、腕を動かせない→末梢神経や骨、腱、筋肉損傷
片方の手と足を動かせない→脳を損傷
両手、両足を動かせない→頸髄を損傷
両足を動かせない→胸髄、腰髄を損傷
赤十字救急法(基礎講習) 手当の基本はまず観察と体位があります。
今回は観察の基本について書いてみました。
①周囲の観察
②傷病者の観察
③生命徴候の観察
①の周りを確認して、安全をみたら、
②の傷病者の出血などがないかをみる。
③意識を確認して、なければ119番通報、AEDの手配。
まず全体を把握して、大まかな流れを把握するとわかりやすいですね。
最後まで見ていただきありがとうございました。
長崎県諫早のアスリートがこっそり通うスポーツ整体治療院、院長の田中勇三(たなかゆうぞう)でした。
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