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息子が生まれてからの物語90話目
息子は養護学校での生活を楽しんでいた。
7歳になり初めての夏休み。
ついに
口からの気道確保の手術
をすることになった。
入院期間は1か月程度の見込み。
長期間、学校を休むことになるので、
夏休み期間に手術をすることにした。
2003年8月6日、九州大学病院に入院。
息子にとって人生最大の手術になる。
手術名は、
喉頭載開術(こうとうせっかいじゅつ)。
気管の瘢痕(はんこん)切除を行う。
※瘢痕とは傷跡にできるカサブタのようなもの。
息子は首の下の方の気管を切開していて、
そこから上に向かって十文字に切開部分を広げ、
瘢痕化した気管の組織を切除し、
塞がった気管に空気の通り道をつくる。
息子は生後2か月で気道が塞がり7年が経つ。
「気管そのものが瘢痕化していて、
気道を作れる状態かどうかは、
切開してみないとわからない」
と先生から言われている。
続く。
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