3月はじめに北米オキュパイドジャパンのコレクターの会(The O.J. Club)の会報を
発送して、ひと息ついているところです。デジタル版だと封筒詰めの作業もいらず楽ですが、
会員にアンケートをとったところ1980年代から続いている印刷版がやはりよいというので頑張っています。
3月号では、コレクターの好むビスク製フィギュアリンを特集として取り上げました。
ビスク(陶器)とは、フランス語で二度焼きを意味しており、粘土(陶土)で形(パーツ)を成型して、パーツを粘土で接着して綺麗に組立てた陶器を700~800℃で一度素焼きして、これに絵具により重ね着色して、再度1280℃で焼成するものです。釉薬をかけて高温で焼成する磁器にくらべると発色がやわらかで、高級感があります。ヨーロッパでは、人形、フィギュアリン、飾りものによくみられます。
OJ屋敷にある高さ40cmのビスク製フィギュアリンです。
貝殻のそばに立つ女性が、魚を網で採っている姿です。
貝殻の内側は、釉薬がかかりパール状になっていてとても素敵です。
裏印は、ANDREA メイド・イン・オキュパイドジャパン。
ANDREAは、北米の販売会社です。
クラブの男性会員ジェフさんが持っているビスク製フィギュアリンを2点ご紹介します。
上記の2点ともにやはりANDREAのマークが底に入っています。
1947-52年の占領期にこのような凝った大きなフィギュアリンが作られたことに
驚きますね。さて、どこで作られたのでしょうか。
ビスク製フィギュアリンの出自については、次回記事にします。
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