SAUDADE(サダージ)@高中正義 | Tanaka-KOZOのブログ

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★ついにデビュー13周年!★2013年5月3日2ndアルバムリリース!★有線リクエストもOn Air中!

 2012年5月21日。

今さらですが高中正義さんです。(笑)

 

「国内人気ギタリストNo.1」「サディスティック・ミカ・バンドのギタリストとしてロンドン公演を果たす」

「ソロギタリストとして国内で初めて大きく成功した」などなど…。

今だに根強い人気を博したギタリストなんですが、なぜかギター小僧からは評価が低い!?

 

「高中(のフレーズ)なんてカンタンだよ~♪」と言ってた同級生が結構居たなぁ…。

 

「分かりやすいフレーズ」「テクよりも心地よいメロディライン」を重視している為か?

ギター少年が最初にカバーするのが高中正義から始まり、ヘビメタギタリストへ進むもんだからナメられる。

 

ちょっと待ってよ!

あのギターラインを、ボーカルライン並みに人々の頭の中に焼きつくす彼の発想って、ちょっと出来ないと思うよ。

 

初期の高中作品はリゾート、夏、海、ラテン、的な要素があって聴きやすく、フュージョンブームも手伝ってか、79年「ブルーラグーン」の大ヒットで一躍時の人となる。

ギターを弾かない一般リスナーの支持を受け、「夏のBGM」イコール「高中」という図式を確立させた。

 

んで、今改めて聴き直してみると、やっぱこの人スゴイ!

 

特に今回取り上げた「サダージ」といアルバムは、サンフランシスコで地元のミュージシャンらと録音したもので、今までのアルバムと雰囲気も全然違ってカッコイイ!

 

なにがカッコイイかって、本場の洋楽っぽいんだよね。

ガイジンさんのバック演奏が良いとここまで違うのかね~?

 

ベースラインが同じでも高中のギターは縦横無尽に軽やかに弾きまくる。

一体どうして、こんなギターフレーズが思いつくんだろう?と感心してしまう程カッコイイのだ。

 

1曲目のA Fair Wind 僕は一番好きかも。リズム隊と一番ドンピシャにハマッてる。

2曲目のタイトル曲Saudade はスケールびしばしで結構難しい事やってるよ。

この曲、小指もしっかり使わないと良い音鳴らないと思う。

 

5曲目Ride'em High これガイジンさんたちとジャムらないと絶対出せないフィーリングだね。

7曲目New York Strut この曲のタイム感、最高!展開が次々と変わるけどギターがしっかり歌っている。

 

全9曲入りアルバムなんだけど他にも良い曲多数あり。

それもそのはず、このアルバムは彼が初めてオリコンで1位になった作品なんだよね。

そしてそれは、インスト作品がオリコンで、初めて1位を取ったという偉業でもあるのだ。(確か…)

 

みなさん、今一度、高中正義を見直そうではありませんか!