稲垣栄洋先生『古池に飛びこんだのはなにガエル』(辰巳出版) | 原稿用紙

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田中章義オフィシャルブログ

先日、静岡大学農学部教授の

稲垣栄洋先生が、

『古池に飛びこんだのはなにガエル』(辰巳出版)という本を

送ってくださった。

 

『身近な雑草の愉快な生きかた』

『はずれ者が進化をつくる』など、

生物学者の稲垣先生の著書が大好きな私は、

早速、楽しみにページをめくっている。

 

名歌や名句に登場する動物や植物を

生物学の視点から、

さらには歌人としての視座も持ちつつ、

読み解く稲垣先生。

 

生物学者としての解説はもちろん、

どんな一首や一句を

ピックアップしているのかも含め、

私にはとても興味深い。

 

一気に読んでしまうのがもったいなく、

散歩するリズムで、

在来線やローカルバスで、

ミノムシやコオロギ、トンボやツチガエル、ヒキガエル、

サトイモ、ニイニイゼミ、クズノハなどを

読み進めたいと思っている。

 

稲垣先生とはいつか、

いろいろな道を散策しながら、

一緒に本もつくってみたい。