原稿用紙

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田中章義オフィシャルブログ

一昨日は、

静岡音楽館AOIで

村上開明堂主催の

「秋の福祉コンサート」が開催された。

2022年に創業140年記念イベントとして

福祉コンサートを実施して以来、

静岡では、4回目だという。

能登で震災があったときには、

物資支援のみならず、

現地の要望に応えた

福祉コンサートも実現させた村上開明堂。

 

今回は、

NHK「歌うコンシェルジュ」の司会など、

さまざまな活動でも人気の

音楽家・秦万里子さんが、

娘さんの「Mariho Hata」さんとともに

スペシャルゲストとして登壇。

客席ともキャッチボールをした

迫力あるパフォーマンスを披露してくださった。

 

ピアニストの小出はるなさん、

バイオリニストの白小路紗季さんとともに

ステージを盛り立ててくださった音楽家の皆さん。

 

御自身の介護体験や発達障がいの双子の育児体験も持つ

秦万里子さんの軽妙なトークで

来場者が満面の笑みとなる中、

この日は、

実は、落語家の林家たい平さんと共に、

シークレットゲストとして、登壇することになっていたのだった。

 

連日連夜の多忙なお仕事の中、

急遽、このために駆けつけてくださったたい平さん。

 

CD2枚を出されているたい平さんが、

当日、急遽、まさかの歌声も披露し、

来場者の皆さんも、

ここだけの一期一会のステージを

存分に楽しんでくださったのではないだろうか。

 

藤枝特別支援学校の卒業生で結成するアートグループ

「waC」のメンバーでもある画家の関谷早央さんの

絵画がロビーに飾られる中、

武蔵野美術大学で教鞭をとるたい平さんが、

客席の関谷早央さんに語りかける場面もあった。

ちなみに「waC」とは、ワンダフル・アート・コミュニティの略だという。

 

関谷早央さんの絵画がパッケージとなった

能登半島復興支援焙煎珈琲が、

村上開明堂から発売されている。

 

こうしたアーチストを従業員として抱える

村上開明堂の度量と懐深さに心から敬意を表したいと思った。

 

本番終了後の楽屋や食事の場も含め、

今後もさまざまなかたちで

この日の御縁が次につながっていくことだろう。

 

来年も、そしてこれからも、

福祉コンサートが毎年行われることを願っている。

 

来場してくださったかたがたはもちろん、

駆けつけてくださったたい平さんにも、

こうした場を生み出してくださった主催者の皆様にも、

事務局のかたがたにも

心から感謝をしている。

 

心の“実りの秋”も実感できた一日だった。

 

株式会社村上開明堂