現在、発売中の
『三田評論』で現代短歌に関した座談会が掲載され、
歌人の穂村弘さん・鈴木春香さんとともに出席している。
SFC1期生として、
慶應義塾大学総合政策学部に入学したのは1990年4月。
この年、第36回角川短歌賞を受賞し、
大学に通いつつ、角川書店や文藝春秋等への執筆を開始した。
あれから30年以上経っても、
SFC1期生は仲がよく、
今でも毎月1回、「タメ会」という食事会をしている。
新聞社やテレビ局で活躍中のメンバー、企業の重役、
大手プロダクションの部長など、いろいろなメンバーがいて、
全員が毎月来られるわけではないけれど、
同じテーブルに着くと、あっという間に
あの頃の日々に戻るから、不思議だ。
今年は7月13日に
SFC1期生が100名ほどで集まろうという話もあると聞く。
いい仲間に恵まれたことで
どれほど実り豊かな、その後の日々を歩むことができているのかを、
『三田評論』の座談会に出席しながら、実感していた。
今、國學院大學などで教鞭をとっているけれど、
いつか、機会があれば、母校でも授業をしてみたい。
工事中の校舎を見つつ思いたり
大学は永遠(とわ)の建設現場
こんな短歌を詠んでいた大学1年生の頃がなつかしい。