木版画家「牧野宗則先生」 | 原稿用紙

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田中章義オフィシャルブログ

今日は、

世界的な木版画家

「牧野宗則先生」の展覧会にうかがう機会があった。

1940年に生まれた牧野先生。

50年以上にわたる創作の数々を

「掛川市二の丸美術館」に御恵贈くださり、

その開会式となる式典に出席したのだった。

 

地元テレビ局の元社長さんや、

日本が誇る血液内科の名医、

さらには各界の皆様とともに、

牧野先生自ら、御自身の作品を解説してくださる場に

参加することができた幸せ。

 

一生の宝になる時間だったと思う。

 

先生の版画作品はもちろん、

これまでほとんど公開されなかった、もとになった原画や、

大変貴重な山桜の版木、

御自身で製作された「色見本」のスケッチブック、

お仕事の道具、

版木を用いて制作された「ブロックス・アート」まで、

ひとつひとつが心に残るものばかりで、

ワクワクする時間だった。

 

2003年に文化庁長官表彰を受けられ、

富士山静岡空港ロビーには

牧野宗則先生の大型の陶板壁画が飾られている。

 

海外の名だたる美術館での展示もふくめ、

今後、ますます、世界的に評価される「日本の至宝」なのだと

心から思う。

 

掛川駅から徒歩10分ほどの

掛川城公園内に、「掛川市二の丸美術館」は在る。

 

ぜひ多くの人々に、

先生のお仕事や生み出された作品と出会ってほしいと願っている。

 

世界にたったひとりの、唯一無二の芸術家だ。