派閥ってなんなん? | 生殖医療専門医・内視鏡手術技術認定医 田中雄大のブログ

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神奈川県藤沢市の不妊治療・産婦人科「メディカルパーク湘南」の院長、田中雄大のブログです。
体外受精や内視鏡手術のことから雑感まで、日々の記録を綴っております。

自民党の派閥が解散するみたいです。

「派閥」というものが、どういうものか、全然見えてこない。

「お仲間」、「同志」っていうニュアンスは分かりますが、仲良しグループ的な集まりだけなのか。それとも、入会金とかあって、会費とかもあって、更に血判書みたいな誓約書まであるものなのか。マスコミはどうしてそれをしっかりと報道しないのかな?派閥の定義を全国民が理かいしている前提での報道にイラつきを覚えます。多分、マスコミ自体もちゃんと理解していないで報道しているのかも知れませんが。

 

人間っていうのは、群れるものです。3人以上いれば群れます。いればいるほど群れます。群れる事を「派閥」と呼ぶなら、どこの組織にも派閥はあります。例えば、大学病院。私の大学の医局にも派閥はありました。産科と婦人科という2大派閥。更にその下部組織には、亜分類のように、「〇〇班」、「△△班」という派閥。会社だってそう。みずほ銀行なんて、いまだに旧富士銀行派閥と旧第一勧銀派閥でやりあってるっていうし。社長が、「明日から派閥解消!」って号令したところで、人間である以上、そのうちにまた群れを作る。当たり前や。

 

だから、総理大臣が派閥を解散せい!って命令したところで、大同小異、また別の小さな集団が出来上がっていくだけのような気がします。私は、群れないようにする解決策は明確なように見えます。それは、議員定数の削減です。多すぎるから、群れる。徒党を組む。削りましょう!

 

衆議院だけで465人、参議院もいれれば713人。本当に日本の行く末を案じる人間を厳選すれば、こんな人数になるわけないのです。

 

派閥に属しない人たちが集まって、無派閥のグループ作ったら、それだって立派な派閥じゃんね。