こんにちは、心理セラピストの棚田克彦です。
およそ小学校高学年位から二十歳で成人する一歩手前まで辺りの時期を「思春期・青年期」と呼びます。
この思春期・青年期は、心理的にも身体的にも私たちが子どもから成長して一人前の大人になる上で非常に重要な時期です。
「自立もしたいけど、本音ではまだ依存していたい」「自信はあるけど、まだまだ不安でもある」「大人になりたいけど、まだ子どもままでいたい」・・・と、心や身体に矛盾や葛藤を抱えやすい年頃です。
思春期・青年期は、わずか数年の間に今までの子どもの心や身体を全部ガラガラポンして、全取っ替えして一から全部作り直す位の劇的な変化を経験するプロセスです。
この時期に心や身体の状態がとても不安定になりやすいのはそのためです。
この時期には健全な大人に成長するために克服しなければならない様々な発達課題を経験します。
そうした発達課題でつまづくと、後々の人生で色々な悩みや問題、病気や障害が現れることがあります。
摂食障害や統合失調症など、多くの精神疾患の症状が現れ始めるのが思春期・青年期であることが多いようです。
(後略)
1月期の『Spiritual University オンラインゼミナール』は、「フロイトの発達論:思春期・青年期の発達課題」をテーマにお届けいたします。
詳しくは、以下をご覧ください。
※Spiritual University オンラインゼミナールは最初の一ヶ月は無料で視聴できます (^_^)
【1月期の授業内容】『Spiritual University オンラインゼミナール』
(1-1)「フロイトの発達論:思春期・青年期(その1)」
・ 思春期・青年期とは?
・ 思春期とは身体に性的な機能が現れてくるということを指す言葉
・ 青年期とは心理的な成長、発達の段階を指言葉
・ 両者は、ほぼ同じ時期を指す
・ 思春期の特徴
・ 女の子は初潮が目印
・ 男の子は夢精、声変わり、ヒゲが目印
・ 思春期の発達課題
・ 親離れ
・ 思春期は第二の「分離個体化期」
・ 幼児期の分離個体化でつまづいた人は思春期の親離れで失敗する
・ 思春期の親離れに失敗しると「退行」が起こって、自分で心身全体の発達を止めてしまう
(1-2)「フロイトの発達論:思春期・青年期(その2)」
・ ジェンダー・アイデンティティ(「私は女/僕は男」)
・ 自分の性別の受け入れを拒否するとことで摂食障害になるケース
・ 異性(関係)や性的感情の受け入れを拒否すると心身ともに発達が阻害される
・ 反抗期と親からの自立
・ 親から離れるために親に秘密を作る時期
・ 左翼的な活動をする者は親への反抗期を続けている人
・ 同性の仲間作り
・ 親から自立する一方で、同性の仲間を作ることで思春期の悩みや不安、葛藤を乗り越える
(1-3)「フロイトの発達論:思春期・青年期(その3)」
・ 同性の仲間と性的なタブーを破る
・ 「~べき、~ねばならない」が強すぎる人は「セックスが楽しめない(苦痛に感じる)」「セックスでいけない」という悩みを抱える
・ 異性との関係作り
・ アイドル歌手や芸能タレントとの非現実的な男女関係へのあこがれは思春期前期に起こる
・ 思春期後期(中学生の途中から高校生位)になると現実の男女関係が起こってくる
・ 心の病気、問題行動が起こりやすい
・ 思春期に親離れに失敗すると過剰な超自我によって欲動が抑え込まれることで神経症を発症する
(1-4)「フロイトの発達論:思春期・青年期(その4)」
・ 自己愛を育み、アイデンティティを確立する時期
・ 思春期には親に向けられていたリビドーが自分に向くことで自己愛が強くなる
・ 自分に対する関心が強くなることで自分を巡る悩みや葛藤も強くなる
・ 「新しい自分」を作り、大人になる準備ができる
・ 自分の中にある親から与えられた部分で実は必要がない部分を自分で探し出して捨てる時期
・ 親的な価値観から脱却して新しい自分としての超自我に作り替える
・ 性的欲求の充足
・ 「セックスでいけない」「セックスが気持ちよくない」のは「親離れの失敗」が原因
・ フロイトの発達論は大人になったらそこで終わり
・ エリクソンの発達論は、そこから先の発達課題もある
『Spiritual University オンラインゼミナール』の詳細とお申込みは、以下のリンク先をご覧下さい:
■運命を科学する理論的スピリチュアル
■Spiritual University オンラインゼミナール
■http://spiritual-university.com/online-seminar/
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心理セラピスト 棚田克彦