肛門期・幼児性器期・エディプス期・潜伏期 | サイコセラピスト(心理療法士) 棚田克彦 公式ブログ

こんにちは、心理セラピストの棚田克彦です。

 

完璧主義で几帳面、潔癖、生真面目、倹約家、整理整頓好きという「強迫性格」は、別名、肛門期的性格とも呼ばれ、2~4歳頃にトイレ・トレーニングを通してそうした性格が作られます。
 
幼児性器期(男根期)と呼ばれる3~5歳頃の子どもは、性器に対して強い興味を持ち、自分の性器をしきりに触るようになりますが、と同時に、親の反応を通して「性的なタブー」について学習します。
 
もし、この時期に作られた「性的なタブー」が思春期になっても修正されないままだと、自分の性器や性欲に対して罪悪感を持ったり、自己否定感を生じたり、性的倒錯者になる、自分の性別を受け入れられなくなる等の問題を抱えることになります。
 
その後、エディプス期には、子どもは自分の異性の親を初恋人にすると同時に、同性を親をライバル視するようになります。
 
父親と母親の仲が良いと、子どもは異性の親を自分の恋人にすることを諦めざるを得なくなり、エディプス葛藤は健全に解消されます。
 
ところが、この時期に両親の仲が悪いと、子どもは異性の親との恋人関係を諦めきれなくなり、大人になっても、「母-息子(父-娘)」の結び付きが強すぎて結婚できなくなったり、結婚相手に父親とか母親を求めることになって、後でおかしなことになります。
 
また、異性愛というものが発達させられなくなって、同性愛になる場合もあるし、非常に受け身的でマゾヒスティックな男女関係や、女性恐怖になってセックスができなくなる男性もいます。
 
大人になってから抱える性的な問題の多くが、幼児性器期(男根期)~エディプス期と呼ばれる時期に端を発することが多いのです。
 
12月期の『Spiritual University オンラインゼミナール』は、「フロイトの発達論」をテーマにお届けいたします。
 
詳しくは、以下をご覧ください。

 

 

※Spiritual University オンラインゼミナールは最初の一ヶ月は無料で視聴できます (^_^)

 

【12月期の授業内容】『Spiritual University オンラインゼミナール』
(12-1)「フロイトの発達論(その3):肛門期」
・ およそ2~4歳頃を肛門期と呼ぶ。
・ この時期に肛門括約筋が発達する。
・ トイレ・トレーニングを通して生まれて初めての躾を経験する。
・ 「躾に従うのは良い子/従わないのは悪い子」という評価を初めて経験する時期でもある。
・ ちゃんと排泄できると母親が喜ぶ、我慢すると母親が困る等、排泄をコントロールすることで人を操作することを覚える。
・ 子どもは肛門の感覚をコントロールすることで自立の感覚を得ることができる。
・ 親のトイレ・トレーニングが厳し過ぎると、「隔離」「反動形成」といった防錆規制を身に付け、その結果、几帳面で潔癖、生真面目、整理整頓好きで倹約家という、「強迫性格(肛門期的性格)」が形成される。
 
(12-2)「フロイトの発達論(その4):幼児性器期/男根期」
・ およそ3~5歳頃を幼児性器期(男根期)と呼ぶ。
・ この時期に性器の付近の感覚が強くなってくる。
・ 子どもが性器を気が惹かれて、性器を手で触るようになる時期。
・ この時期に性別や性、身体にとても関心が強くなる(特に男の子はオチンチンに興味を持つ)。
・ 「僕はお父さんと同じ性別の男」「私はお母さんと同じ性別の女」と性的アイデンティティを獲得し始める時期(完成は思春期)。
・ 子どもが性に関する疑問を一生懸命親に質問する時期であり、性的なタブーを学ぶ時期。
・ この時期に作られた性的なタブーが、思春期に修正されないままだと、後に性に罪悪感を持ったり、自己否定したり、性的倒錯者になる、自分の性別を受け入れられなくなる等の問題が起きる。
 
(12-3)「フロイトの発達論(その5):エディプス期」
・ 男の子はお父さんに同一化しようとする、女の子はお母さんに同一化しようとする時期。
・ 男の子にとってお父さんは、憧れの対象とあると同時に、競争相手でもある。
・ また、男の子にとってお母さんは、「自分は男」「お母さんは女」と分かったときに、最初に目の前にいる大人の女性だから、自分の最初の恋人になる。
・ 女の子にとってお母さんは、憧れの対象とあると同時に、競争相手でもある。
・ また、女の子にとってお父さんは、「自分は女」「お父さんは男」と分かったときに、最初に目の前にいる大人の男性だから、自分の最初の恋人になる。
・ その後、父親と母親の仲が良いと、子どもは異性の親を自分の恋人にすることを諦めざるを得なくなり、エディプス葛藤は健全に解消する。
・ ところが、この時期に両親の仲が良くないと、子どもは異性の親との恋人関係を諦めきれなくなる。
・ すると、大人になっても、「母-息子(父-娘)」の結び付きが強すぎて結婚できなくなったり、結婚相手に父親とか母親を求めることになって、後でおかしなことになる。
 
(12-4)「フロイトの発達論(その6):潜伏期」
・ およそ6~12歳頃を潜伏期(潜在期)と呼ぶ。
・ フロイトの欲動論において、「欲動が潜伏している時期」の意。
・ この時期は内面の葛藤が少なく穏やかなので、自我が内面の葛藤処理にエネルギーを使わなくても済む時期。
・ 家族以外の学校での友達関係等を通してリーダーになったり、子分になったりと、役割行動を学ぶ時期。
・ と同時に、親からは自立が促進する時期でもあるが、まだまだ依存性も強く、親からの忠告や承認を必要とする時期でもある。
・ 本来、この時期は内面の葛藤(欲動)が少ない時期ではあるが、それ以前の期でつまづいている子どもについては、その限りではない。

 

『Spiritual University オンラインゼミナール』の詳細とお申込みは、以下のリンク先をご覧下さい:

 

■運命を科学する理論的スピリチュアル
■Spiritual University オンラインゼミナール
http://spiritual-university.com/online-seminar/

※最初の一ヶ月は無料です。

 

心理セラピスト 棚田克彦
http://spiritual-university.com/