一体、何が起きているのか? | サイコセラピスト(心理療法士) 棚田克彦 公式ブログ
サイコセラピストの棚田克彦です。
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あなたの人生を振り返ったときに、
「わかっちゃいるけど止められない」
そんな癖のようなものはありますか?









たとえば、
「私は誰からも愛されない」
「私はダメな人」
というビリーフ(人生脚本)を持っている人は、
自分でも無意識のうちに
他人からの拒絶を誘う言動をとってしまいます。









その結果、
「あなたなんか、嫌い!」
「だからお前はダメなんだ!」
と他人から拒絶・否定されて
落ち込むことを繰り返します。









このときに経験する「落ち込み」の感覚は、
子どもの頃から慣れ親しんだ
いつも繰り返す結末感情です。









自分でも辛い(嫌な)はずなのに、
どうして自ら他人からの拒絶・否定を
誘う言動を繰り返ししてしまうのでしょうか?









その人の心の中で、
一体、何が起きているのでしょうか?









精神分析の創始者の一人であるフロイトは、
『「わかっちゃいるけど止められない」という
人生を通して度々繰り返してしまう癖のようなもの』
“反復強迫”と名づけました。









これは、
ビリーフチェンジ・セラピーにおいて
“強化行動”と呼ばれているものと同一です。









【事例】「結婚できない。すぐにフラれる」
佳子さん(仮名:39歳、女性)は
結婚を望んでいます。
ところが、
結婚を前提にしたお付き合いを
するところまではたどり着くものの、
次第に二人の関係が深まってくると
自分の側の不用意な発言や行動が
キッカケとなって相手の男性を怒らせてしまい、
相手から嫌われて別れてしまうことを繰り返しています。









直近の恋愛で相手の男性から
婚約を破棄されてしまったことから
相談にみえられました。









カウンセリングによって明らかになったのは、
佳子さんの心の中に「どうせ私は愛されない」という
リミッティング・ビリーフが存在することです。
さらにその原因を探っていくと、
佳子さんがまだ小さい子どもの頃に、父親から、
「お父さんは本当は男の子が欲しかった」
「お前が女の子とわかってガッカリした」
と繰り返し聞かされていた記憶が出てきました。









佳子さんの実家は石川県にあり、
お父さんは後取りとしての長男が
ずっと欲しかったそうです。









また、
大人になってからのことですが、
お母さんからも
「お母さんは全く知らない土地に
本家の長男(お父さん)の嫁として嫁いで来て
何としても男の子を産まないといけないという
おじいちゃん、おばあちゃんや親戚一同からの
プレッシャーで大変だった」
といった話を聞かされたことも思い出しました。









佳子さんの場合、
「どうせ私は愛されない」という
リミッティング・ビリーフが原因で
無意識のうちに人から拒絶・否定される
振る舞いをしていたわけですが、
その大もとの原因は
幼少期のお父さんとの関わりにありました。









お父さんからの
「男の子が欲しかった」
「女の子でガッカリした」
というメッセージが原因となって、
佳子さんの無意識の心の中に
「どうせ私は愛されない」という
リミッティング・ビリーフが作られました。









では、なぜ、
(子どもの)佳子さんは,
父親からの
「男の子が欲しかった」
「女の子でガッカリした」
のような否定的なメッセージを
受け取ってしまったのでしょうか?









「ノー(怒)!」
「嫌だ(怒)!」
と拒否することはできなかったのでしょうか?









カウンセリングで年齢退行して
子どもに戻った佳子さんからのその答えは、
「父親から愛されたかった」
「父親と一緒に居たかった」
「父親からの注目が欲しかった」

というものでした。









子どもの佳子さんにとって、
父親から
「男の子が欲しかった」
「女の子でガッカリした」
といった否定的なメッセージを
聞かされ続けるのは
とても辛いことでしたが、
それでも辛い気持ちを我慢して
父親の話を聞き続ける限り、
一日に何時間もの間、
大好きな父親からの注目が得られ、
大好きな父親が自分に向かって
ずっと話しかけてくれたのです。









子どもが親に一番に求めるものは
「あたたかい愛情」や「やさしい注目」です。









しかしながら、
それらが通常のやり方で得られないとなると
しばしば小さな子どもは
親を怒らせるような言動(いたずら)
をすることがあります。









なぜなら、
たとえ「叱責」や「体罰」のような
ネガティブな関わり方であったとしても、
大好きな親からの注目を得られることには
変わりがないからです。









小さい子どもにとって
親から叱られたり
叩かれたりするよりも、
もっと、もっと、本当に辛いのは
「親からの無視・無関心」

なのです。














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“無意識の人生計画書”とも呼ばれる「人生脚本」
が今回のテーマです。
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棚田