人生脚本(無意識の人生計画書) | サイコセラピスト(心理療法士) 棚田克彦 公式ブログ
サイコセラピストの棚田克彦です。
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「常に100%の全力を出している」
とまでは言えないまでも、
私たちの多くは
それなりに努力をしながら
毎日を一生懸命生きています。









では、
ちょっと想像してみてください。









もし、
あなたが現在の生き方を
毎日、毎日、
来る日も、来る日も
今まで通り同じように続けたとしたら
その行き着く先はどこでしょうか?









この問いに対する答えは
“無意識の人生計画書”とも言われる
「人生脚本」と呼ばれるもの
の中に存在します。









おおよそ6、7才頃までに
私たちは無意識のうちに
主として両親との関わりを通して
自分の未来の生き方のストーリーを決定します

これが「人生脚本」となります。









私たち一生は
この「人生脚本」によって
支配されています。









日本には
「三つ子の魂百まで」
という諺がありますね。
昔の日本人は
経験的に「人生脚本」の存在を
感じ取っていたのでしょう。









こうした話を聞くと、
「そんな訳はない(怒)!
 私はちゃんと自分の頭で考えて、
 ちゃんと自分で選択して、
 ちゃんと自分で行動してる!
 自分の人生は自分で決めている!」
と思われる方が多いかもしれません。









しかし、
あまり信じたくないことですが
交流分析の創始者として有名な
精神科医のエリック・バーンは
「自分で自分の人生を決定している
 と言うのはほとんど幻想だ」
といったような意味のことを
言っていたようです。









さらにやっかいなのは
この人生脚本は
無意識レベルのプログラムであり
深層心理の中に書き込まれているため
普通は自分でも気づかないことが多い
という点です。









自分でも気付かないうちに
あらかじめ決められた
ある一定の結末に向かって
人生が進んでゆく
のです。









「人生脚本」の元になるのは
幼少期に両親から与えられた
「メッセージ(ビリーフ)」
です。









ただし、
「メッセージ」と言っても
言葉によって与えられたものとは限りません。









お母さんの笑顔や
抱っこによるスキンシップ、
体罰や無視・無関心などの
非言語的メッセージによっても
「人生脚本」は作られます。









むしろ、
非言語による「メッセージ」
の方がずっとパワフルです。









両親から優しい言葉やスキンシップを
たっぷりと与えられて
大切に育てられた子どもは
「私は愛される存在だ」
「私は幸せになるために生まれてきた」
「世の中の人はみな、いい人ばかりだ」
といった望ましい「人生脚本」を描きます。









すると、
大人になってからも
俗に言う「ウィン-ウィン」の人間関係
を築くことが容易になります。









「私も幸せ。あなたも幸せ」
という関係性を作ることが
とても自然にできるのです。
むしろ、
そうでない状態を不自然に感じます。









その一方で、
体罰や無視・無関心など
両親から大切にされなかった子どもは
「私は人から嫌われる」
「僕はいない方がましだ」
「私のことを愛してくれる人なんかいやしない」
「僕は何をやってもうまくできない」
「私はどんなにあがいても幸せになれない」
といった「敗者の人生脚本」を書き上げます。









「敗者の人生脚本」を持つ者は
そこから逃れるために
あらゆる努力を尽くし
ます
これを「拮抗脚本」と呼びます。









「勉強して良い学校を卒業して
 よい会社に入りさえすれば、
 きっと人から認められる人間になれるだろう」









「たくさん資格を取れば
 きっと人からも尊敬されるし
 もっと自分に自信が持てるだろう」









「もっと容姿に磨きをかけて
 誰に対しても優しく愛想よく振舞えば
 きっと誰からも愛される人間になれるだろう」









しかしながら、
こうした拮抗脚本の努力(意志力)によって
不幸な自分を救済することは
きわめて困難であるとされています。









もっともよく知られた例の一つに、
マリリン・モンローの人生脚本があります。









彼女は映画界のみならず
社会現象を巻き起こすまでの
大スターとなりましたが、









プライベートでは
「私は誰にも愛されない」
「私はいつも孤独」
「私は幸せになれない」
等の人生脚本(ビリーフ)に悩まされ続け
36歳という若さで自らの人生に幕を引きました。









マリリン・モンロー程の才能と努力を持ってしても
人生脚本の支配力には勝てなかったようです。









その理由は、
「人生脚本」が深層心理で機能し
私たちの思考や感情、行動を支配する
無意識レベルのプログラムである
のに対し、









「拮抗脚本」は意志の力で努力する
理性レベルのプログラムである
からです。









「無意識」と「理性」とが競うとき
必ず「無意識」が勝ちます










一説によると、
幼少期に作られた人生脚本を
克服して真に自由な人生を生きている人は
数パーセントしかいないとも言われています。









「人から認めてもらうための特別な努力をしている」
「どうせ誰からも愛されない」
「どういう訳か人生がうまくいかない」
「幸せになれる気がしない」
といったような悩みを持つ人は、
自分の人生脚本の内容を知り
人生脚本を書き換える作業に取り組むことが
成功や幸せへの近道かもしれません。









人生脚本が作られた乳幼児の頃には
周囲からのメッセージに対して無力だったあなたも、
現在は自分で考え、
自分で選択し、
自分で行動できる能力を持った
立派な大人です。









そんなあなたが
ずっと昔に作った時代遅れの人生脚本に
いつまでも従い続けなければならない理由は
どこにも存在しません。









「もしこのまま現在の生き方を続けたとしたら
 一体、どこに行き着くのだろうか?」









ゆっくりと時間を取って
自分と向き合ってみましょう。









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“無意識の人生計画書”とも呼ばれる「人生脚本」

が今回のテーマです。

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棚田