UTMB2023☆旅の記録⑤ | 思えば遠くへ来たもんだァ。いくぜ! UTMB

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トレランとランニングの特に代わり映えしないお話。本当は市民ランナーのグランドスラムをいつかは達成したいと考えているが、遠く及ばない今の現実。しかし一つでもクリア出来たら最高!

サボっている訳ではありませんが、レポが全然進まないです。
書き出せばはやいのですが・・・

来週はもうバックヤードウルトラです。

今年はどんな展開になるでしょうか、ひょっとしたら凄い記録がでるかも?

というのも今年は去年にも増して強烈なメンバーが揃っていて、輝かしい戦歴とその面々たるや僕など足元にも及ばないランナーばかり。

しかし、万年ほぼボリュームゾーンの僕がこういった方々とご一緒出来る機会はあまりないので、ここは開き直って楽しみながら走れればいいかなー、なんて思っています。

それでも
去年、一昨年と走っているので勝手はわかっているのつもりなので、去年の記録は超えたいなぁ。

それと、2つのレースにプレエントリーしました❗

ひとつは毎年恒例UTMF改めMt.FUJI 100


来年はどうしようかと考えていたけど、深夜0時スタートとなり、いつも真っ暗になってしまう麓エイド~本栖湖界隈が明るい時間帯に通過出来ることとなり、これは!と思いエントリーしました。

抽選発表は19日、もうすぐです。
当選すれば6回目。

もうひとつは海外レース。
アメリカのウエスタンステイツ。
世界で最も歴史のある100マイルレース。
こちらももちろん抽選。

ただ、ほとんど一見さんである僕が当選する確率は、天文学的数字(笑)なので60歳くらいになるまでに当選できたらなぁという感じだ。

発表は12月2日。




前置きが長くなりました、UTMBレポの続きです。

シャモニー4日目。
ついにUTMBスタートの日となりました❗

昨晩も一杯入って気持ち良くぐっすり眠れました。気持ちよい朝、こちらに来てから1番のお天気。
日本を出発した時からずっと思っていた事。
おそらくUTMBは最初で最後かもしれない。

ワクワクがバンパないけど、それと同時に確実に終わりも近づいている。
そう思うと急に切なく、寂しくなった。

始まりは、終わりなはじまりなのだ。

この特別な時間は、有限。
そう思って、決して悔いのないように過ごして走りきろうと心に決めた。



朝食のあと、シャモニーの街中を軽くジョギング。
冷たい空気が気持ち良い。
街を抜け、川沿いをユルユルと走り森のなかへ。

ホテルに戻る頃には心も身体も程よくほぐれ、準備万端すべて整いました。

部屋では皆さんさすがベテラン揃いです。
準備を終えてコース図を見直したり、食事をしたり、少しの緊張感はありつつも、ピリピリした感じは無く、各々穏やかに過ごしています。

同部屋のYさんが、バスタを作るけどいかが?
と言われたので、お言葉に甘えてご馳走になりました。

たらこスパゲッティと和風スパゲティ。
しっかりとした量をいただき、エネルギーは充填完了。

スタート2時間前、ホテルのロビーでコイケさんと待ち合わせをして早めにスタート地点へ向かう。

路地を抜け。
教会前の広場がスタート会場。
何度も言うが、ついにやってきたぜ❗
出発前にいただいた、クラブのメンバーの名前が入ったTシャツ。
みんなの後押しを背中に感じて走ります。
広場には既に多くの人が集まっていたが、まだギチギチという訳ではなく、僕らは強い日差しを避けるため、日陰に腰を下ろして待つことに。

しばらくして目の前に女性スタッフらしき人が現れて、何と抜き打ちの装備品チェックです。

チェックされたのは、防寒着とライト。
パッキング完了しているザックをもう一度開封するハメに。
結果はもちろん大丈夫。
ビブにペタッとシールを貼って終了、左がそのシール、日の丸じゃないよ。
日本から持ってきた即効元気とパナナを食べてスタート前、最後の補給。

かなりランナーが密集してきて、身動きしづらい状態に。
めちゃくちゃリラックス、はしゃいでます。
早めに来たのでもっと前方に並ぶ事も出来たが、ちょっとびびって中段辺りに陣取る。
スタート10分前、おなじみの手拍子が始まる。
会場を盛り上げるDJのパフォーマンスが終わり、一時の静寂が訪れて緊張感が漂う。

そしてあの曲、ヴァンゲリスの"コンクエスト オブ パラダイス"が流れる。
この曲は映画1492コロンブスに使われた曲だ。

まだ見ぬ新大陸を目指し、壮大な海原にくり出す冒険のイメージがUTMBにシンクロする。

ここまで長かった、ぐっとこみ上げてくる感情、必ずここに戻って来ると改めて決意した。

ゆっくりと前方のランナーが動き出す。

UTMB2023ついにスタートしました。

ゲートをくぐり、シャモニーの街へ。
コース脇に幾重にもなった大観衆の中を進んだ。

レポ⑥につづく