我が家の犬たちは天使だった【③闘病編】 | 禅空「空、見ちょる」

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いよいよ始まる新しい黄金時代のごきげん五次元ライフ

よみがえりアクティベーターのしげ☆です。


 

シリーズの第三話です。

 

 

 

 



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ゴールデンレトリバーの大型犬の

ダンボはそのころ9歳になっていました。
 

 

ある時からおしっこに血が混じるようになり、
急に具合が悪く、元気がなくなったので、
動物病院に連れて行きました。

 

 

↑エルが亡くなる前の頃のダンボ

 

 

「ただの尿道炎だろう」と

 

軽い気持ちで病院に連れて行ったのに、
 

診断結果は意外な答えでした。
  

 

 

「これは、ぼうこうガンですね、
残念ですが余命は一ヶ月でしょう。」 
 

 

 「えーー、まさか、そんな!?」  


 

ショックを受けた私たちは


あらゆる手を尽くして

彼を助けようとしますが、


どの病院に行ってもダンボは

サジを投げられてしまいました。
 

 

やるせない思いと煮えたぎる怒りの中で
 

「お金はいくらかかってもいい、
 

どんなことをしても絶対に彼を助けてくれ!」

 

いろんな動物病院を訪ねてはそう迫りました。。


でも、どこにいっても答え同じでした。
 

 


そんな失意のどん底の日々の中、

犬仲間の友人がみかねて、
 

「エネルギーで動物を治療する不思議な先生が
テレビに出てたよ」

 

行ってみたら?とその情報を教えてくれました。
 

 

 

わらをもすがる思いで、


その動物病院を調べてみると、

 

家からは割と近く
 

すぐに予約してダンボを連れて行きました。
 

 

 

その先生の動物病院の受付には

インドの聖者、サティア・サイババの写真が

飾られていました。

 

なんでサイババの写真なんだろう?


と思いましたが、

 

ぼくも一度はサイババに会いに行きたい

と思っていたので、


不思議なご縁を感じ、

とにかくそこでエネルギー治療を
うけることにしました。  

 

 

あとから解ったのですが、


その先生は自宅が火事になり

目の前で愛する家族を亡くし、
その深い失望と挫折の闇の中で、

もだえ苦しんだ方でした。




一度は自ら命を絶とうとしますが、
その人生がよみがえる

きっかけとなったのが、
 

インドのサティア・サイ・ババだったそうです。
 

 

そんな、すさまじい闇の体験の中から、
本当の自分の役割と光を見いだした方でした。
 

 

 

不思議な事に、

何度かその動物病院に通って
エネルギー治療を受けるうちに、
ダンボのガンは次第に

小さくなっていきました。

 


ぼくは、願いが叶って、

とっても満足でした。


この調子なら、きっとガンは完治して

ダンボは元気によみがえるに違いない。


そう思いました。

 


そして、ぼくも

そのエネルギー技術を身につけようと、
先生の主宰するヒーリングスクールに

入学しました。
 

 

 

ぼくは、昔から超能力者に憧れていたからです。


そのスクールで、オーラが見えるようになり、
宇宙のエネルギーを使いこなすことができる

不思議なヒーリング技術を学びました。


今までは意識したことのない、
目に見えない世界の仕組みを体系的に学び、
 

エネルギーを感じて使いこなすという

ビックリの体験が始まりました。

 

 

 

さて…

 

ダンボはその後どうなったかって?


 

結果はハッピーエンドでは

ありませんでした。

 

 

彼の病状はいったん良くなりましたが、
三ヶ月後には母犬のエルが待つ

世界へ旅立ちました。
 

 

不思議なことにダンボの命日は、
母犬のエルの誕生日と同じ日でした。  

 
↓ 亡くなる二日前くらいの寝たきりのダンボ

 

彼は最後の数日間、
ほとんど何も口にせずに、
ずっと目をつぶって横たわったままでした。


 
まるで残された最後の生命を
味わい尽くそうと、瞑想しているようでした。



何の因果か、

 
彼の心臓の鼓動が脈打ちはじめた時も、
 
 
その鼓動が止まった最後の瞬間も、
 
彼は僕の手の中でした。

 


いのちが生まれる瞬間と、

 

元の世界に戻っていく瞬間を
 

ぼくは、その手の中で体験しました。


 

 

ぼくらは結局、ダンボの死も

 

受け容れなければなりませんでした。


死という、

その現実、その現象は

 

変わりませんでしたが、


 

でも今度はエルの時のように

ペットロスの中で悶え苦しむ…

 

という三ヶ月前の心境とは

ちょっと変わっていました。



彼を失った悲しさは

言葉にできないものがありましたが、
 

ダンボの死を受け入れて

静かに見送る事が出来ました。

 


なぜなら、その先生がダンボの治療で

自宅に出張してくださった時に、
 

ダンボとエルのエネルギーとアクセスし、
チャネリングしてくださったのです。
 

 

 

その時、時空を超えた世界から

僕たちの世界とは違う視点の話を伺いました。



エルとダンボは何度も転生を繰り返し、

毎回の人生(犬生)でテーマを持って

いろんな体験をしに来ていたのです。



彼は今世の体験を終えて

向こうの世界にいって、


母犬のエルと合流し、

新しい役目を果たそうとしていました。


 

それは新たに肉体を持って

生まれ変わろうとする動物たちの


「転生先・斡旋サポートガイド(笑)」

となることでした。
 

 

 

しかしぼくの

 

「ダンボのいのちへのこだわり」という
かたくなまでの生に対する執着が、

 


時空を超えた彼の本当の目的や役割を

僕の執着が「阻害していた」のです。


 

彼は本当は早く

エルと一緒に役目を果たすべく

向こうの世界に行きたかっただろうに

 

 

それを延期して、

 

 

ぼくの気づきのために

つきあってくれてたということが

わかりました。


「ぼくが彼を絶対に救わなければ…」

と思っていた信念と正義が


根底からくつがえるような事実が

観えてきたのです。



正直、ダンボの死は

受け容れがたいものがありました。 

 

でも、それをそのまま受け容れて


彼への執着、愛情という名の

コントロールを手放す。



そこから、ぼくの人生の線路の

ポイントが切り替わり、


あたらしい人生の「のろし」が

上がり始めました。 


人間が見て、聞いて、感じて、

考えている世界は、


実はとっても狭い範囲の

その中の幻想なのかもしれません。


ぼくたちはその限られた

狭い世界の視点の中で


「これは正しい」「これは正しくない」と

勝手に判断して、物事を決めつけている

 

 

ということがわかった出来事でした。

 

 

ペットロスはすぐには癒えませんでしたが、

 

 

でも考え方はちょっと
 

 

宇宙は、ぼくたちが

予想もつかない大きな次元から、
 

常に最善に向けて動いている

「ひとつの自己修復エネルギー体」
 

なのかもしれません。


「まさに宇宙のホメオスタシス」です。


 

つまり、何が正しくて、

何が間違っているのかは、
時間が経たなければその本当の意味は

わからないのです。  

 

 


そんなダンボの死から2年後、
ぼくは生まれて初めてインドに赴きました。
 

 

そして、憧れの

サティア・サイ・ババのもとを訪ねました。

 

そこから僕の人生が大きく変わったのです。

 

 

▶その④完結編へ、つづく