申請していた日本将棋連盟の5級認定状が来ました!
羽生善治会長の署名入りです。
子供の頃からたまに将棋はやっていたんですが(そんなに得意ではなく)、この春からスマホアプリで将棋を指すようになりました。
きっかけはこの2月の王将戦。
藤井王将(当時20歳)に挑む羽生九段(当時52歳)の将棋を見て、すごい世界だとあらためて思いました。年代的に自分と近い羽生九段の年々進化している柔軟で屈強な姿、倍以上も年上の棋士と対峙する藤井王将の寡黙で純粋な闘志。
感想戦でのお二人の将棋に関わっている喜びに溢れた姿、真摯な生き様。ある場所までたどり着かないと分からない者同士の年齢を超えたリスペクト。
20年くらい前に「月下の棋士」というドラマで棋士の役を演じたので、それ以降も何かと将棋関連に事は気になっていたり、棋士という孤高の生き方に尊敬の念を抱いていました。
で、将棋アプリです。無料で一日3局まで指せます。相手はランダムにその時に参加している人になります。
30級から始まり、最初の方は1局勝つと1級上がります、それで9級まではなんとか行くのですが、ここから壁が立ちはだかります!
9級から先はパーセンテージが増える方式で、100%になると級がひとつ上がります。対戦相手の強さによって、勝ち負けのパーセンテージの増減が決まります。
たとえば、
上の級の人に勝つ=5%増える(やったー)
上の級の人に負ける=3% 減る(まあ仕方ない)
下の級の人に勝つ=3%増える(まあ当然)
下の級の人に負ける=5%減る(油断したかっ)
すんごい上の級の人に勝つ=8%増える(すごいぞ)
すんごい下の級の人に負ける=8%減る(まずいぞ)
などなど。(数字はその時によって変わります)
時間が空いていたときに気分転換でやっていたので、さらに無料でやっていたので1日3局しか指せません。そしてコツコツやっていくうちになんとか6月に8級、そして8月に7級になりました!
で、こうなってくると免状が見えてきました。5級以上になるとアプリ内から日本将棋連盟の公式の免状の申請が出来ます。この春から羽生さんが会長なので羽生会長の署名入り。なんとしても5級になりたいっ!!!将棋盤を買って研究したり、Eテレやabemaの将棋番組を見たり、本を読んだり。
と言うことで有料会員になって、一日に何局も指せるようにしました。
しかし・・・今まで以上に苦戦が続きます。
なかなかパーセンテージが上がりません・・・休みの日などは1日10局くらい指したりするのですが、1日3局しか指せなかったときに比べ、集中力が落ちている気がします。もっと1局1局を大切にしないと、と心を引き締めます。
ちなみに1局は持ち時間が双方10分ずつなので、早く勝負がつくときもありますが、最長でも20分です。
一時は80%くらいまで行って6級が見えていたんですが、30%まで下がったり、なかなか勝てません。
ここで奥の手です。
将棋アプリでは対戦相手の強さを選べます。「かなり強め」「少し強め」「おまかせ」「少し弱め」「かなり弱め」の5段階です。強い相手(自分より上の級)に勝つとパーセンテージも大きく増えます。弱い相手(自分より下の級)に勝っても少ししか増えません。逆に弱い相手に負けるとかなりパーセンテージが下がります。
で、なかなか勝てないので、弱い相手に勝って、増えるパーセンテージは少ないけど着実に増やすしかない、と思いました。
ですが「かなり弱め」だけは選択できなくなっています。これを選ぶにはチケットを買わなくてはいけません。「かなり商売上手」です!
7級の今、見据えるのは6級、5級、いやその先です。このチケットにはその価値があるはず。
少し気になるのは「かなり弱い」ではなく「かなり弱め」という表現。「弱い」だと断定的で失礼な感じになるから「弱め」なのか!?将棋の世界は何があるか分からない、確かに「かなり弱め」な人でも底力で奇跡的に勝つこともあるだろう、「かなり弱め」と評価されている人も棋士として向上を目指し切磋琢磨しているはずだ、油断は出来ない、真剣勝負だ。
(さらには自分はどう評価されているのかも気になってきた、「弱め」くらいだろうか・・・)
で、全然ダメでした・・・確かに27級とか下の級の人との対戦が増えるのですが、かといって上の級の人とも当たって対戦します。以前よりは下の級の人との対戦が増えたのですが・・・これがメチャクチャ強い人が多いんです!
さらに「かなり弱め」な相手に負けるとかなりパーセンテージが減るんです!
僕なりの勝手な解釈なんですが、かなり強い人が練習用にサブアカウントを持っていて、それで無料で1日3局とか指してるんじゃないかと思いました。確かに25級だよな、という人もいますが、30級とかでもメチャメチャ強く、もともと将棋が強い人がアプリを始めたばかりというパターンもあるかもしれませんが、全く思うように勝てません。印象としては「弱め」よりも「かなり弱め」の方が強い人が多い感じがしました。
そしてパーセンテージが、50%、30%と下がってきました・・・5級が遠い・・・
これはもう、奥の手パート2しかありません。
そこには手を出さないようにしていたのですが、背に腹はかえられません
「棋神」に降臨して頂くことにしました!
<後編に続く>