陸自を視察―幹部候補生学校・久留米駐屯地 | 田辺かずきのブログ

陸自を視察―幹部候補生学校・久留米駐屯地

世界の平和と安定は政治の責務です。


私は安全保障についてかねてより強い関心を持っており、現在は福岡県防衛議員連盟の一員でもあります。


21日、防衛議連の視察で、陸上自衛隊の幹部候補生学校と久留米駐屯地(いずれも久留米市)を訪問しました。


久留米駐屯地1
陸上自衛隊の久留米駐屯地で


◇◆幹部候補生学校


幹部候補生学校は、将来の陸自の幹部となる防衛大卒業生らが最初に入校する全国唯一の学校。「久留米は陸自幹部自衛官の『心のふるさと』」と言われます。この日の説明では、「10年先、15年先に期待している。日本の国防政策、安全保障、戦略環境を考えられる人間の育成を目指している」との力強い言葉がありました。


幹部候補生学校1


幹部候補生学校5


学校では、さまざまな野営訓練、戦術教育などに加え、高良山登山走、不眠不休の100キロ徒歩行進、沖縄戦史の現地研修、韓国士官候補生との交流などの教育・訓練活動が行われます。


また、史料館では、明治初期、日清・日露戦争以降の陸軍に関する資料、陸自の災害派遣や国際救援活動の写真パネルなどを展示しています。旧陸軍少尉として戦後もフィリピン・ルバング島の山中に約29年潜伏したことで知られ、先日91歳で亡くなった小野田寛郎さんに関する展示も。


幹部候補生学校3


幹部候補生学校4


この日の昼食は幹部食堂で。十五穀御飯、ブリ大根、豆腐のゴマ汁、茶わん蒸し、キウイ。美味しくいただきました。


幹部候補生学校2



◇◆久留米駐屯地


久留米駐屯地では、大場勇・第4特科連隊長兼久留米駐屯地司令から説明を受けたうえで、訓練展示と装備品展示を視察しました。


訓練展示は、第1大隊による「155ミリ榴弾砲FH70」の陣地進入から射撃準備、射撃(空砲)を実施。その後、詳しく説明を受けました。


久留米駐屯地4


久留米駐屯地2


久留米駐屯地3


装備品展示では、第4高射特科大隊の近距離地対空誘導弾(近SAM)と短距離地対空誘導弾(短SAM)を見せていただきました。


久留米駐屯地5
81式短距離地対空誘導弾(短SAM)の説明


なお、これまでにも陸上自衛隊の北熊本駐屯地(2013年5月28日付ブログ 参照)や航空自衛隊の芦屋基地(2013年1月17日付ブログ 参照)を視察するなどし、防衛力の認識を深めてきています。日米同盟を重視する立場から福岡県日米友好議員連盟のメンバーとしても活動しています。(2011年10月3日付ブログ など参照)



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