1995年8月31日、北アイルランドのベルファストへの旅を終え、スコットランドのグラスゴーを夕方17時に出発し、イングランドのカーライル、オクセンホルムを経て、約3時間30分ぐらいの電車による移動で、夜の20時30分すぎに英国の国立公園にもなっている湖水地方のウィンダミアのボウネスに着きました。

  

 

    

 

  翌日の9月1日、ボートクルージングでボウネスからウィンダミア湖を北上しました。

   

 

  

 

 英国のロマン派詩人、ワーズワースが生活した湖水地方のグラスミア湖の近くにある「ダヴ・コテージ」を見に行きました。

  

 

 グラスミア湖はとても静かな感じの湖でした。

  

 

  

 

  

 

 その後、ウィンダミア湖を南下し、再びボウネスに戻りました。途中、水上バイクを楽しんでいる様子を見ることもできました。

  

 

 翌日の9月2日、ピーター・ラビットの原作者のベアトリクス・ポターの記念館を見学しました。ポター女史はロンドン生まれでしたが、避暑地として、スコットランドや湖水地方でも過ごしていたそうです。

  

 

 その後、湖水地方のビューポイントと言われるところに行ってみました。

  

 

  

 

  

 鳥たちがとても人に慣れているようでした。

 

  

 

  

 ここで食事をしたかどうか覚えてないのですが、きれいなレストランがありました。

 

 イングランド北西部の湖水地方の見学を終え、午後15時半すぎにウィンダミア駅を出発し、オクセンホルム、クルーを経由して、約3時間の電車の旅を終え、18時46分にウェールズのチェスター駅に到着しました。

    

 

  

 

 チェスターでは、かつて仕事の関係で来日し、いっしょに仕事をした方の自宅を訪問しました。チェスター駅への送迎をしていただいたり、美味しい料理をごちそうになりました。イングランドとウェールズの境界や歴史についての話が興味深かったです。

  

 こうして、英国の南西部の港町、イングランドのプリマスを出発し、スコットランド、北アイルランド、ウェールズにわたる実地研修を終え、次のノッティンガム大学での研修に向かうことになりました。わずか9日間の実地研修でしたが、現地を訪れ、いろいろな方々と接したことは、自分の人生の中で貴重な宝物になっています。

 1995年8月30日の夜、グラスゴー発PM22:23の電車に乗って、スコットランドの南西部の港湾都市、ストランラー(Stranraer)に真夜中の8月31日のAM0:34に到着しました。

    

 

 ストランラーの港からAM3:00発のフェリーに乗って北アイルランドに向かいました。

  

 なかなか豪華なフェリーで、船内にはスロットマシーンなども置いてあり、余分なお金を使ってしまいました。

 

 約2時間の船旅でAM5:20に北アイルランドのラーン港(Larne Harbour)に着きました。

  

  

 

 AM6:15ラーン発の電車に乗り、ベルファスト・セントラル駅にAM7:07に到着しました。

  

  

 早朝ということもあって、駅の中は静かでした。

 

 タクシーでベルファストの市内を案内してもらいました。

  

 

 フォールズ・ロード図書館(Falls Road Library)です。北アイルランドはイングランド、スコットランド、ウェールズとともに英国に属していますが、この図書館ではアイルランドの国旗が掲げられていました。

  

 

 クロナード修道院(Clonard Monastery)です。

  

 

 ベルファスト城(Belfast Castle)です。豪華なスコットランドの建築様式のお城だそうです。

  

 

 ベルファスト城の中の庭園です。

  

 

 ベルファスト大聖堂(Belfast Cathedral)です。アイルランドロマネスク建築の傑作と言われています。

  

 

 アルバート記念時計台(Albert Memorial Clock Tower)です。フランスとイタリアのゴシック様式が融合された建物だそうです。ロンドンの「ビッグベン」に似ています。

  

 

 ベルファスト市庁舎(Belfast City Hall)です。ネオルネッサンス様式で建てられています。

  

 ベルファストには、いろいろな建築様式の建物があることを知りました。

 

 運転手さんがとても気さくな方で「タクシーを運転してみるか?」ということで、運転席へ。運転はしませんでしたが、写真を撮ってくれました。

  

 

 ほんの3時間足らずのベルファストでの滞在でしたが、とても楽しい時間を過ごすことができました。

  

 AM10:00、ベルファスト・セントラル駅発の電車に乗ってラーンの港に向かいました。

 

 AM10:57にラーンの港に到着。

  

 

 AM11:30にラーンの港を出発。

  

 

  

 

 途中、英国の軍隊のヘリコプターが訓練を行っているところを見ることができました。

  

 

 そして、スコットランドのストランラーにPM13:50に到着し、またグラスゴーに向かいました。

  

 

 あわただしい北アイルランドへの旅でしたが、気さくなタクシーの運転手さんの案内もあり、とても楽しい旅になりました。

 1995年8月30日の午後、スコットランドの大都市、グラスゴー(Glasgow)の市内を見学しました。

  

 

 グラスゴー中心部の広場、ジョージ・スクエアです。

  

 

 この広場でスコットランドの有名な人物の像を見ることができますが、中央に立っているのは19世紀に活躍した詩人、作家のウォルター・スコット卿の像です。

  

 

  

 

 大都市グラスゴーを見学した後、ローモンド湖(Loch Lomond)を見に行きました。

  

 

    

 

 ローモンド湖(Loch Lomond)です。透明度が高く、英国で一番きれいな湖と言われています。訪れた日は天候も良く、ボートクルージングや釣りを楽しむ人、水遊びをする子どもたちやペットの犬を見ることができました。

  

 

  

 これからまたグラスゴーに戻り、夜、北アイルランドに向けて出発します。

 1995年8月28日、ゴルフ発祥の地のセント・アンドルーズ(St Andrews)を出発して、スコットランドをさらに北上し、インヴァネス(Inverness)に到着しました。

  

 

    

 

 インヴァネスに着いたのが夕方の19時ぐらいで、小雨が降る中、夕食は宿泊するホテルの近くのレストランでラムステーキを食べました。ステーキが美味しかっただけでなく、お店の方の対応がとても優しくて、身も心も温まりました。

  

 

 ホテルの宿泊はBed&Breakfast(一泊朝食付き)で15ポンド(当時の日本円で3,000円ぐらい)で泊まることができ ました。 

  

 

 8月29日の朝、昨晩に続き、小雨が降っていましたが、今日は世界を一世風靡した伝説の恐竜「ネッシー」で有名なネス湖(Loch Ness)に向かいます。

      上の写真はインヴァネスのネス川にかかる「ネス橋」の様子です。

 

  

 インヴァネスの中心街にある「ネス城」です。 

 

 11時にバスでインヴァネスを出発し、約30分ぐらいで「ネス湖エキシビションセンター(Loch Ness Exhibition Center)」に到着しました。

  

 

 到着するとすぐに、かつて世界を一世風靡した「ネッシー」が出迎えてくれました。

  

 

 ネス湖が見えるところまで行こうと自分の荷物を全て持って、歩き始めたのですが、荷物が重すぎて、途中で断念してしまいました。

  

 

 しかしながら、「アーカート城」に行けば、ネス湖は見れるということに気づき、ひとまず昼食をとることにしました。

  

 

 その後、13:55発のバスに乗り、5分ぐらいで「アーカート城」に到着しました。

  

 

  

 

  

 もちろん、本物の恐竜「ネッシー」を見ることはできませんでしたが、英国の歴史について、少し知ることができました。

 

 その後、15:32のバスに乗り、フォート・ウィリアム駅に17時ぐらいに到着。

  

 

 フォート・ウィリアム駅を17:40発の電車で出発。

  

 

  

 

    

 

 約3時間半の電車の旅の後、21:15にスコットランドの大都市「グラスゴー(Glasgow)」に到着しました。

  

 

 もう、ずいぶん前の自分の英国での滞在や訪問先について投稿をしています。最近、投稿するのに時間がかかっていますが、無理をせず、自分のペースで投稿していければと思っています。

 さて、2023年も今日で終わり、明日から新しい年が始まります。

 新しい年が平和で明るい年になればと心から望んでいるところです。

 1995年8月28日の朝、スコットランドのエディンバラの「カールトン・ヒル」を見学した後、タクシーでエディンバラ駅に戻り、電車でルーカーズ(Leuchars)駅を経由し、ゴルフ発祥の地「セント・アンドルーズ(St Andrews)」に到着しました。

  

 

    

 

 平日であるにも関わらず、たくさんの人々が訪れていました。

  

 

 きれいなグリーンが維持されています。

  

 

 英国ゴルフ博物館(British Golf Museum)に入ってみました。

  

 

 ゴルフが始まったころの様子を描いた絵画だと思います。

  

 

 クラブの先はわかるのですが、コインのように見えるものはボールがあった位置に置くものでしょうか? 

  

 

 ゴルフボールが並んでいます。でも、どれだけ貴重なものなのかは、さっぱりわかりません。

  

 

 これはラインを見ている様子の絵画ですね。

  

 

 博物館を出て、外の様子を撮影しました。ゴルフ発祥の地「セント・アンドルーズ」の「オールドコース」は海のすぐそばにあります。

  

 

 日本に帰ったら、ゴルフでも始めようかと、ボールとかクラブのカバーとか、小さなものをいろいろと買ってしまいました。

  

 帰国してから、長い年月が経っていますが、残念ながら、いまだに使ったことがありません。

 1995年8月26日の朝、英国南西部のプリマス駅発AM9:12の電車に乗って、PM18:55に英国北東部のスコットランドのエディンバラ駅に着きました。
    

 途中、電車から緑色の草原に紫色のラベンダーが一面に咲いている景色がしばらく続き、初めて訪問する地方でありながら、とても哀愁を感じ、しばらく電車の外に流れる景色に見とれてしまいました。

 その景色を写真や動画で撮影していなかったのが今思えば残念ですが、その時の光景は今でも思い出すことができます。    

  

 到着した時間は遅かったのですが、夕食は日本料理と思い、現地の人に日本料理店がどこにあるのかたずね、行ってみると中華料理店。どうも、こちらの人は日本料理も中華料理も同じようにとらえているような気がしました。

 

 次の日の8月27日はGuide Fridayという観光バスに乗り、エディンバラ市内を観光しました。

  

 

 スコットランドの伝統的な衣装「キルト」を身にまとい、バグパイプを演奏しているところを見ることができました。

  

 

 エディンバラ城です。その歴史は長く、その城下町としてエディンバラの街は栄え、中世の街並みを残しています。

   

 

 エディンバラ市内からもお城の姿を見ることができます。

  

 

 スコッチウイスキー記念館(The Scotch Whisky Heritage Centre、現在はThe Scotch Whisky Experienceに名前が変わっているようです。)

  

 

 スコットランドの英国王室であるホリルードハウス宮殿(Palace of Holyroodhouse)に行ってみたのですが、残念ながら到着したのが遅くて閉まっていました。

  

 

 また、途中、雨にも見舞われましたが、その外観だけは写真におさめることができました。

  

 その後、カールトン・ヒル(Calton Hill)に行ってみたのですが、夕方で写真を撮るのにも逆光でその日は写真を撮るのを断念しました。

 

 翌日8月28日の朝、エディンバラ駅に着くと、電車の待ち時間が多少あったので、もう一度カールトン・ヒルにタクシーで行ってみることにしました。

  

 

  

 

 アテネのパルテノン神殿を模して建造されたナショナル・モニュメントの写真を撮ることができました。

  

 

 天候にも恵まれ、カールトン・ヒルからの眺めも素晴らしかったです。

  

 その後、エディンバラ駅に戻り、次への訪問先に向かいました。

 1995年7月から約2か月間過ごしたプリマス(Plymouth)での生活を終え、次の研修に向かうことになりました。

 

 ホームステイのホストファーザー、ホストマザーを始め、たくさんの方々にたいへんお世話になりました。

 

 この後は8月26日(土)から9日間の実地研修(自主研修)、その後、9月4日(月)からノッティンガム(Nottingham)大学での研修となります。

 少しずつ多くなってしまった荷物については次の滞在先のNottinghamにレンタカーを借りて運びました。

 

 

 英国の車は幸い、日本と同じ左側通行なので運転自体はそんなに苦労しなかったのですが、レンタカーのウインカーとワイパーの操作部分が日本車と反対側の位置にあり、ウインカーを上げようとするとワイパーが作動してしまうというハプニングはありました。

 でもプリマスからノッティンガムまでの片道253マイル(約407km)、往復で約814kmを無事完走し、荷物を運ぶことができました。

 

 プリマスの語学学校での研修も残すところ8月24、25日の2日間のみとなってしまいました。

 

 語学学校の近くのいつもにぎやかだったプリマスの中心街ともお別れです。

 

 プリマスを出発する前日になってしまいましたが、ホームステイ先近くの「マウント・プレザント要塞」の史跡がある「ブロックハウス・パーク」というところに行ってみました。

 

 そこから眺める景色はプリマスのデボンポートの造船所近くのぎっしりと立ち並んだ住宅街で、かつて英国がいかに繁栄していたかを物語るもののように思われました。

 

 日本でも新興住宅地がありますが、それをはるかに上回る規模のものがずいぶん前からあったようです。

 

 2か月間の滞在でしたが、まだプリマスのほんの一部しか見ていないような気がしました。

 

 8月26日(土)の朝、お世話になったホームステイ先に別れを告げ、

 

 午前9時12分プリマス駅発の電車で英国のスコットランドに向けて出発しました。

 1995年8月19日に英国のデヴォンポート(Devonport)海軍基地を訪れた続きです。

 海軍基地なのですが、軍艦や原子力潜水艦だけではなく、大砲や戦車などの兵器も公開されていました。

 

 大砲です。悲しいことに現在の世界では大砲だけでなく、ミサイルやドローンなど、爆撃の種類が多種多様化しています。

 

 戦車です。見た目にはかっこよく見えるかもしれませんが、正真正銘、兵器です。 

 

 機関銃です。どの兵器を見ても悲しくなります。 

 

 VJ Day(対日戦勝記念日)の時期にこの基地を訪れたのですが、戦後の日本の復興と平和のために、自分たちの親世代の方々が随分と頑張ってこられたことにあらためて感謝したいと思いました。

 現在、ウクライナとロシアの間で戦争が起こっています。どちらの国の兵士も民間人と同じように人間です。一刻も早く戦争をやめ、兵器を使って攻撃しあうのではなく、話し合いにより解決すべきです。核兵器の使用など、もってのほかです。

 英国滞在の続きです。1995年8月12日、プリマス(Plymouth)の「ホウ・パーク」(Hoe Park)を再び訪れました。

 しかし、7月に訪れた時とは雰囲気が違っていたのに驚きました。英国では8月15日はVJ Day(Victory over Japan Day)、日本語で言うと「対日戦勝記念日」で(日本では「終戦記念日」と言いますが。)、英国の軍隊がいろいろな展示を行っていました。

 第二次世界大戦の時とはずいぶん進化した戦闘機のようです。

 

 自分が日本人であるというのがわかると、そこにいた英国の軍隊の人たちが自分をジープに乗せてくれたり、一緒に写真を撮ったりして、平和な時代に生まれて良かったとつくづく感じました。

 

 ホームステイ先の自分の部屋のテレビでもVJ Dayについて報道されていました。

 

 プリマス(Plymouth)の「ホウ・パーク」(Hoe Park)を訪れた次の週の8月19日にでデヴォンポート(Devonport)というところにある「デヴォンポート海軍基地」を訪れました。

 

 西ヨーロッパ最大規模の軍港と言われています。

 手前にあるボート2隻と比べてみても、ずいぶん大きな軍艦であることがわかるかと思います。

 

 これは原子力潜水艦ではないかと思われます。

 

 現在、これらの写真を見るだけでも抵抗を感じてしまいます。

人々の平和と安全を守るためのものとしてのみの使用であってほしいと思います。

 英国滞在の続きです。1995年8月6日、ランズ・エンド(Land's End)に行ってきました。

 

 ランズ・エンド(Land's End)を和訳すると「地の果て」という意味になりますが、いったいなぜ、そのような名前が付けられたのでしょう?

 ランズ・エンドは英国南西部のコーンウォール地方の最西端にある岬です。

 英国の正式名称は「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」で、イングランド(England)、ウエールズ(Wales)、スコットランド(Scotland)、北アイルランドの4つの国からなっています。

 地図を見てもわかるようにランズ・エンドは英国の最西端ではなく、イングランドの最西端に位置するということになります。

 まっ、難しく考えるのはやめて、たぶん昔、長い旅をしてやっとたどり着いた権威のある人がこの地を「地の果て」と名付けたのでしょう。

 

 

 岬からさらに西の方向に小さな島と灯台が見えますが、無人島のようです。

 

 ここのカモメは人間になれているのでしょうか。

 

 上空に飛行機が飛んでいるのが見えたので自分のビデオカメラで撮影したのですが・・・。




 たぶん、コーンウォール地方に「フランバーズ」という遊園地があり、そこのジェットコースターに乗りませんかという宣伝ではないかと思います(後で調べたことですが・・・)。

 

 3つの旗が並んでいますが、真ん中が英国の国旗のユニオンジャック、右がEU(欧州連合)の旗、左はコーンウォール地方の旗です。

 

 自分が英国を訪れた1995年、英国はまだEUに加盟していました。

 天候も良く、ランズ・エンド(地の果て)という名前からのイメージとは違った素晴らしい景色に感動しました。

 昼食は海を見渡せる綺麗なレストランでハムサラダとラガービール。この上なく幸せな旅となりました。