今回は「官殺」という働きについてご説明いたします。
官殺(カンサツ)は、日干を相剋する働きをします。
実際の作用としては、
頑張る・控え目・我慢強い・責任感がある・自分の欲求を理性でコントロールできるなど。
また官殺をお持ちの方にとって、人からの頼まれ事にきっちりと応えていく事は喜びの1つです。
結果として、頼まれ事を断りにくい人になりやすいです。
実例を紹介いたします。
大人の場合:自分は忙しく少々疲れていても、頼まれた仕事は引き受けてしまいます。(後から後悔しやすいです)引き受けすぎて疲れてしまう事もあります。
仕事でなくてもお願いと頼めばだいたいは引き受けてくれるでしょう。
レメディでは、Staph.スタフィサグリアを思いうかべます。自分の思いを抑圧します。まわりから言われることを断ることができないからです。まわりからは良い人に見られがちですが、心のうちは怒りでいっぱいの人です(中間管理職はこのタイプになりがちです)。
お子さんの場合:両親の言う事を比較的聞いてくれるお子さんが多いです。
期待を掛けられて応えていく、頑張る姿を見て両親が喜んでいる。両親が喜ぶ顔を見てさらに頑張るが繰り返されます。
言ったことを聞きやすいので、親も子供が選択する前に、ついこっちの方が良いのではと進めてしまう、誘導してしまう事が多くなる。※(それがエスカレートする事もあると思います。)
その結果、自分自信で考えるより、親の言う方を選んでしまう
レメディでは、Carc.カシノシン!
現代の子どもにはみな必要といわれている抑圧レメディの代表格です。
親からの抑圧、プレッシャー、それにこたえようと子どもは必死になります。
このような環境の子供は、将来自分で決めることが出来ない大人になる可能性が大です。自分で考えて行動する力(=自立)も育てていく事がとても大切だと思います。
比較的育てやすいと感じるお子さんは官殺を持っていることが多いです。皆様のお子様やご家族はいかがでしょうか。
(西村)