スワローズ2024(6・12)9-3福岡ソフトバンク | なにわの司法書士の徒然草

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今日から清水が一軍に合流

 

約50日ぶりの一軍復帰で、ファンとしては「待望の」復帰といいたいところだろうが

 

その間に二軍戦で4試合ほど登板姿を見て、最新では先週8日の西武戦を視聴観戦したが

 

昨季までの清水が戻って来たなという気持ちには一度もならなかった

 

もちろん、怪我ではないので、本来の姿に戻ったならばもっと早く一軍に戻っていただろう

 

低目に糸を引くように伸びるストレートは見ることができず

 

持ち球のスプリットも落差が無く制球も定まらない

 

おそらく今の状態で重要な場面で起用するわけにはいかないと思うので

 

今日のように点差の開いた場面やビハインドでの登板で様子を見ながらということになりそうだ

 

 

 

1(中)西川、2(右)丸山(和)、3(遊)長岡、4(三)村上、5(指)サンタナ

6(一)オスナ、7(二)山田、8(捕)鈴木、9(左)赤羽、(投)山野

 

 

先発は今季初の一軍登板となる山野

 

そしてスタメンマスクを被るのが高卒ルーキーの鈴木叶

 

山野が開幕から二軍だったことで、二軍の主戦として出場している鈴木と

 

多くバッテリーを組んでいるということでの抜擢

 

共に今季一軍初出場のバッテリーが今日の試合の命運を握ることになると予想された

 

 

今日の試合で一番評価したいのは鈴木のリード

 

スワローズの捕手陣は、中村悠平を筆頭に外角を軸に組み立てる選手が多い

 

速い球を投げる投手がいないこともあって、外角の出し入れに内角を混ぜるのが基本線

 

しかし、この鈴木という捕手はよく言えば大胆、悪く言えば無鉄砲に、とにかく内角を攻める

 

ホークス打線は左打者が多かったが、その左打者の内角にボールからストライクになる変化球

 

いわゆるフロントドアをかなり多く使った

 

 

どこを投げても打たれそうな近藤に対して、最初の打席でその内角の変化球をヒットされたのに

 

走者を置いた次の打席でも内角低目の変化球で内野ゴロ併殺打に打ち取ったのは

 

もはや10年選手のような大胆さ

 

右打者に対しても、内角の膝元に投げるストレート、いわゆるクロスファイヤーで攻める

 

かと思えば、一発のある山川は徹底した変化球でタイミングを外してまともにスイングもさせず

 

ここまでリードでうなったのは、日本シリーズでの中村悠平依頼だ

 

 

また、そのリードどおりに低目に丁寧にボールを集めた山野も素晴らしかった

 

5本のヒットを打たれたが、高目に浮いた失投は海野に打たれた二塁打ぐらいで

 

それ以外はゴロで内野の間を抜けたコースヒット

 

三振を除く18のアウトのうち12個を内野ゴロで奪ったように

 

とにかくコントロールミスがほとんど無かった

 

5回の先頭打者に四球を与えたときはそろそろ限界なのかと思ったが

 

そこから走者を二塁にも進めさせず3人を打ち取ると、6回、7回は三者凡退

 

7回1失点で今季初登板を勝利で飾った

 

ただ、山野は昨季も、初登板の巨人戦で好投してプロ初勝利を挙げながら

 

その後の登板はピリッとせずに2勝目を挙げることなくシーズンを終わった

 

今季は今日のような投球をいつも再現できるように、シーズン2勝目を狙って欲しい

 

 

守備面だけでも十分に素晴らしかったのに、鈴木叶はバットでも結果を出した

 

3回のプロ初打席で低目のボール球を降らされて三振に終わった時は

 

まあ一軍レベルの球はまだ慣れてないし、ドームでの打席もほとんど経験がないので

 

仕方ないかなという感想

 

ところが、2死満塁で回って来た次の打席で、甘く入った変化球をレフト前にヒット

 

プロ初安打に初打点は、1-1からの勝ち越し2点タイムリーになった

 

7回の第4打席でもヒットを放って一軍デビュー戦で驚く2安打

 

このまま一気に松本直樹を差し置いて主戦捕手の座を奪いそうな勢いだ

 

 

昨日のブログで「心配だ」と書いた2人、村上と長岡が

 

素人の心配などただの杞憂だと言わんばかりの活躍で勝利に貢献

 

昨日4打数4三振の村上だったが、4回に右中間にライナーではじき返す二塁打を放つと

 

5回には走者2人を置いて右中間スタンドの上段に運ぶ特大の14号アーチ

 

もしかすると昨日の試合は指名打者での出場だったのがいけなかったのかもしれない

 

 

長岡の方は、第2打席でセンター前に29打席ぶりのヒットとなる同点タイムリー

 

続く打席でもレフト前にヒットを放ち村上の一発を呼び込んだ

 

秀逸だったのは第2打席のヒット

 

変化球にタイミングを外されて体重は完全に右足に乗ってしまい

 

昨季までの長岡なら右肩が開いて簡単に空振りに終わっていたボール

 

しかし、この打席では、体重は前に出されても右肩右腰に壁がしっかりできていたのに加えて

 

バットも後ろに残ったままで、最後は右足1本の状態でバットが出て来てセンター前

 

横からのリプレイのスイングを見ると、まるでイチロー氏のような打ち方

 

もしこの打ち方が練習の成果で、今後も自然とこれができるのであれば

 

まだまだ打率は上がってきそうな気がする