『JKと六法全書』 | なにわの司法書士の徒然草

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テレビ朝日金曜23時15分(関西では24時24分)のドラマ『JKと六法全書』

 

 

冒頭で、牛同士のケンカで牛が死んだことで裁判をしていて

 

セーラー服の女子高生が被告となった牛の代理人のように弁論

 

てっきり法律好きのJKが裁判ごっこでもしているのかと思ったが

 

その襟には本物の弁護士バッジ

 

この女子高生、史上最年少の15歳で司法試験に合格した本物の弁護士だということだ

 

 

そのJKB=女子高生弁護士を演じるのは幸澤沙良

 

これまでおそらく名前も顔も見たことのない若手女優のいきなりの主演抜擢

 

テレビ朝日だということを考えると、長らく関係の深いオスカーの若手女優なのか

 

それとも間もなく公開される映画で注目されたような存在なのか

 

深夜ドラマとはいえテレビ朝日が力を入れている1時間枠の連続ドラマでの主演

 

『学校のカイダン』の広瀬すずや、『表参道高校合唱部』の芳根京子と同じレベルの

 

衝撃度を感じ、今後どこまで活躍の場が広がるのか注目したい

 

 

ドラマの内容の方は、青森で過ごしていた幸澤沙良が東京にやって来て

 

黒木瞳がボス弁を務める法律事務所で働き始めるところからスタート

 

幸澤沙良が黒木瞳のことを「おばあちゃん」とこぼしてしまうシーンがあったので

 

おそらく祖母なのだろう

 

幸澤沙良の母親も、今は亡くなっているのか、生前は弁護士をしていたようで

 

そのあたりも東京にやって来た理由の一つなのかもしれない

 

 

基本は法廷劇で、第1話では藤森慎吾の痴漢冤罪を晴らして無罪判決を勝ち取っていく

 

今、TBSで被告人を無罪にするために手段を選ばない弁護士を描く『アンチヒーロー』が

 

放送中だが、こちらは人情で真っ向勝負の『99.9』に近い感じ

 

女子高生というキャラクターを生かしてライトに法廷劇を描いていく

 

感情が高ぶると青森弁でまくしたてたり、検事に向かってあっかんべーをしたり

 

女子高生でなければ許されないような行動が、弁護士ドラマっぽくない作品に仕上げている

 

 

個人的には、せっかくの女子高生設定なので、もう少し学校生活にも時間を割いて欲しいところ

 

とりあえずラストで、同級生の日向亘が、幸澤沙良が弁護士だということを知らずに

 

法律研究会に勧誘し「法律ってそんなに難しくないよ、俺が教えるから」

 

このあたり、第2話以降に恋を含めた展開も待っていそうなので期待したい