『奪われた僕たち』 | なにわの司法書士の徒然草

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あやしうこそものぐるをしけれ

毎日放送(TBSテレビ系列)木曜25時29分のドラマ『奪われた僕たち』

 

 

毎日放送制作の深夜ドラマ枠、木曜深夜の『ドラマ特区』と連続する形で

 

2年前に『ドラマシャワー』が新設されて、BL作品の専門枠となっていた

 

ところが、今作のオープニングで左上に表示されたのは『ドラマフィル』

 

作品の方も、須賀健太と荒牧慶彦と男2人の主演だが、BLの気配はない

 

どうやらBLとの決別として、BL枠としての名前『ドラマシャワー』を葬り去り

 

新たなドラマ枠としてスタートを切るようだ

 

最後の作品となった『マイストロベリーフィルム』が良作だっただけにちょっと残念な気もする

 

 

名前が変わり、もちろん作品の内容も一変し、最初の作品となる今作はサスペンス

 

フリーで映像ディレクターをしている須賀健太のもとにある日送られてくる手紙

 

「私の活動を撮影してくれませんか」という内容

 

一緒に送られてきたお菓子の空き箱のような缶を開けると、そこにあったのは1本の指

 

そして須賀健太が訪れた山小屋にいたのは好青年風の荒牧慶彦

 

導かれるままに地下室に降りていくと男が拘束されていて、「缶の中身の持ち主です」と紹介

 

そのまま表情を変えることも無く男の首筋に注射を打ち、男は痙攣、血を吐き

 

須賀健太は思わず後ずさりするが、荒牧慶彦は平然と「これが私の活動です」

 

 

なんとも狂気的な第1話だったが、次回予告を見て少し納得

 

荒牧慶彦が殺害したのは、法律では裁かれなかった悪人たち

 

須賀健太自身も、子供の頃に大量毒殺事件で両親を亡くした過去を持つ

 

そうしたことから須賀健太に殺害の記録を残すことを依頼したということか

 

いや、須賀健太らしき少年が、警察が捜査している村の集会場をビデオカメラで

 

撮影している映像が冒頭に流れた

 

つまりは、両親が死んだというのにその現場でカメラを回していた

 

そんな須賀健太の奥底に眠る狂気性を見抜き、須賀健太ならこの依頼を受けると踏んだのだろう

 

殺人という犯罪を目の当たりにした須賀健太が選ぶのは、報道マンとしての好奇心か

 

犯罪被害者遺族としての処罰感情か、それとも正義感か、次回以降の展開が楽しみだ