『ミス・ターゲット』 | なにわの司法書士の徒然草

なにわの司法書士の徒然草

つれづれなるままに日暮らし
PCに向かいて
心にうつりゆくよしなしごとを
そこはかとなく書きつづれば
あやしうこそものぐるをしけれ

テレビ朝日(ABCテレビ制作)日曜22時のドラマ『ミス・ターゲット』

 

 

この第1話の放送、TBSの『アンチヒーロー』の第2話が15分延長して

 

22時9分まで放送されたので、これまでのこの放送枠であれば

 

スタート時刻を30分ぐらいずらしたりして重ならないようにしていたのだが

 

今回はずらすことなく22時から放送スタート

 

逃げることを止めたのか、それとも『アンチヒーロー』はそれほどの敵ではないと見たのか

 

最終話までに何回ぐらい時間がかぶるのか、引き続き注視していきたい

 

 

ストーリー設定としては、狙った的は外さない結婚詐欺師、人呼んで『ミス・ターゲット』の

 

松本まりかが、突然詐欺師廃業を宣言して本気で婚活をスタートするというもの

 

 

ただ、第1話を見ていると、幼い頃に貧乏で苦労したためにお金に執着する松本まりかが

 

結婚相手もお金を持っているかどうかを判断基準に探すという姿が

 

『やまとなでしこ』の松嶋菜々子さんを思い出させる

 

あの時も、知り合いの馬主から預かった馬主バッジを持つ堤真一さんを資産家だと勘違いして

 

松嶋菜々子さんが猛アタックをし始め、最終的にはその勘違いに気付いたが愛を選ぶという結末

 

今作でも、父親の沢村一樹さんの高級な時計やスーツを身に着けた上杉柊平のことを

 

松本まりかがお金持ちだと勘違いするところから2人の関係が始まる

 

ここから真の愛に気付いていくという流れもそう変わらないだろうから

 

その部分では、結婚詐欺師だったというキャラクターが発揮できているように見えず

 

普通にお金に執着のある女性と庶民の男のラブストーリーでしかないように感じる

 

 

結婚詐欺師だということを生かすための設定が

 

上杉柊平の父親の沢村一樹さんが刑事だということ

 

刑事の沢村一樹さんがなぜ高級スーツや時計の勝負服を眠らせているほど金持ちなのか

 

上杉柊平は和菓子屋をやっていて、代々継いでいるように見えたのにどういうことか

 

ちょっと違和感を感じる設定ではあるが

 

伝説の結婚詐欺師『ミス・ターゲット』を追いかけていて

 

息子の恋人を逮捕することになる、というオチをつけるためには必要だったということだ

 

 

第1話のラストで、次に会う約束をしようと松本まりかと上杉柊平が指切りをする場面

 

それまでの詐欺のターゲットに対しては、男をオトすテクニックとして

 

自分から指を接触させていた松本まりかが、気になり始めた上杉柊平の差し出した小指に

 

自分の小指を絡めることができずに引っ込めてしまう

 

本気になった相手には触ることをためらってしまうということなのだろうが

 

次回予告ではよろけた松本まりかを上杉柊平が抱きかかえるシーンもあり

 

ちょっとこのことを印象付けるには無理があるような気がしてしまう

 

コメディなわけだし、詐欺のターゲットと本気の相手との違いをもっとストレートに

 

笑えるような部分で押し出した方がいいような気がする