『グレイトギフト』 | なにわの司法書士の徒然草

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テレビ朝日木曜21時のドラマ『グレイトギフト』

 

 

もともと『ドクターX』や『DOCTORS』といった医療ドラマがシリーズ化された枠

 

もちろんそれ以外の作品も多く放送されてきたが

 

やはりこの木曜21時のテレビ朝日には医療ドラマがしっくりくる

 

 

タイトルを見た時に最初に思いだしたのは、現在放送中の『院内警察』の第1話で

 

桐谷健太が「ギフト」の意味として、英語の「贈り物」や「才能」の他に

 

ドイツ語では「毒」という意味があると言ったこと

 

そんな可能性もあるのかと思って見ていたら、佐々木蔵之介さんとしては「贈り物」と

 

いう意味で使ってはいるが、その物自体は「毒」の性質のあるもので

 

『院内警察』を先に見ていたことが、タイトルを深読みさせるきっかけになった

 

 

その『グレイトギフト』というのは、人を死に至らせる能力を持つ新種の球菌

 

入院中の元総理大臣が急死したことから反町隆史が発見

 

教授会で進言すると協力を申し出てくれた佐々木蔵之介さんのために球菌を培養するが

 

佐々木蔵之介さんは、その球菌を利用してライバルの坂東彌十郎さんを殺害

 

数時間で消滅するために殺害の証拠を残さない殺人球菌は、「毒」でありつつ

 

佐々木蔵之介さんにとっては『グレイトギフト』だったということだ

 

 

一方で、反町隆史の元には、最初の元総理殺害の犯人だと思われる人物から

 

「私の球菌を勝手に使いましたね、代償を払っていただきます」という手紙

 

他の患者にも同様の症状での死亡例が出て、どうやら病院内に犯人がいる模様

 

1人でも権力に立ち向かうようなヒーロー気質でないばかりか

 

娘に対しても上手く自分の気持ちを伝えられないほどの口下手、世渡り下手の反町隆史が

 

どうやって犯人と、そして佐々木蔵之介さんらの権力と対峙していくのか、といったところ

 

 

ドラマでは、序盤で全体の設定や登場人物の人となり、関係性をわかりやすくするために

 

ナレーションで説明するほかに、登場人物の会話の中に説明台詞を盛り込んで

 

展開していくことが多い

 

今回その説明台詞を担当したのが、見取り図の盛山晋太郎

 

序盤10分ぐらいで見れば、主演の反町隆史よりも台詞量は多かったのではないだろうか

 

他にも波瑠や小野花梨、倉科カナと主演経験のある俳優が並ぶ中で

 

連続ドラマはおそらく初めての盛山晋太郎に、この大役を任せた勇気は買っておく

 

ただ、標準語を話しているだけで違和感のある盛山晋太郎にこれだけの台詞を与えるのは

 

どうだったのだろうか